2008年5月13日
B1角座最後の「チックタック ~出よ!ヤーングショウチク~」に行ってきました。
前回、レギュラーメンバーだった鳳仙花が抜けて5組になってから2回目だったはずのライブ。
ところが今月の4日に衝撃が・・・
「つるせんねん解散」
チックタックの恒例のコーナーやコントで一番大事な役割を持つつるせんねんのお二人が抜けたらどうなるのか?
今日は残ったヒカリゴケ、ピーマンズスタンダード、恋愛小説家、プリンセス金魚の4組でやるのか?
当日、入場時に渡されたチラシに「つるせんねん解散」が正式に書かれていました。
そして今後チックタックにはつるせんねんの西口さんのみ出演とのこと。
おそらく会場にいる人は突然のつるせんねん解散を知っています。みんな理由や今後が気になるのか、いつもと少し違った雰囲気。
角座閉館、鳳仙花に続きつるせんねんが抜けるという決していい方向とは思えない流れで来た今日のライブ。
悲壮感と言ったら大げさですがなんか変な感じです。
そしてライブが始まります。
いつもと同じならば始めはつるせんねん西口さんが主人公の全員コント。
なんらかの役割を持った西口さんの元に他のメンバーが次々とボケに来ます。
ステージの幕が上がり飛び込んで来たコントの題名は・・・
「解散」
一瞬のうちに客席に流れる緊張感や安堵感。
ステージに立つ西口さんが
「なんや島原、話って・・・ え?解散?? なんでや?
おい! 島原! おい!
島原行ってもうた~・・・ なんや解散って・・・・」
という出だし。今までみんなが気にしてるのをわかってたかのように真正面からのこのフリ。
そこに次々と他のメンバーが現れて西口さんをチャカしていきます。
「西口さん、くよくよしないで一緒にスポーツでもしましょう!でも準備運動無しでやると足がつるので・・・」
「おい! 『つる』とか言うな!」
「いや、気使いすぎや!」
「すんません西口さん、僕もまだよくわかりませんねん」
「おい!『せんねん』言うな!」
「気にしすぎや!逆に腹立つわ!」
という感じで皆が解散直後の西口さんにグサグサ遠慮なく突っ込んでいきます。
ライブの中のコーナーなど全部、島原さんの話題が出ます。
メンバーが全員、島原さんがこのチックタックでやってきたキャラや踊りを真似します。
その数の多いこと・・・
島原さんが残したインパクトの大きさと、メンバーがどれだけ島原さんのことが好きかよくわかります。
そしてライブの最後になった恒例の「M’S カンパニー」では、ピーマンズスタンダードが次回までにホストを経験する!という企画が決まったかと思われましたが・・・
今回決定したのは・・・
「つるせんねん西口、中断したちゃぶ台返しを一人で最後まで続ける!」
と発表されました。
驚く西口さん。「え? マジで!?」
みんなが、「いつか島原さんが戻って来てちゃぶ台をひっくり返すかもしれませんよ」と言います。
つるせんねんとしてやり残したことを西口さんが続けるということのようです。
そして、ライブのエンディング、各メンバーの告知などが終わってから西口さんがマイクを持ちます。
西口さんが歌を作ってきたということ。
西口さんが照れながら手拍子に合わせて歌い始めます。
KANの「愛は勝つ」の替え歌。
それは島原さんに贈る歌でした。
「淀川で拳を天に突き上げ『味噌汁がうすーい!』と叫んでいた姿」
「夜道で酔っ払いを見かけると島原さんではないかと思い、つっこみの用意をしていた」
など島原さんとの思い出を歌に乗せて歌う西口さん。
原曲の最後「必ず最後に愛は勝つ」のところで・・
「~連絡しろよ、おれ達いつでもつるせんねん~♪」
お客さんは泣いてました。
涙を浮かべる西口さんに「泣いてるや~ん!」と突っ込む皆。
きっと西口さんは島原さんを待ちながらひとりでチックタックのキャプテンとして舞台に立ち、ちゃぶ台を返し続けると思います。
正直これを知らない人の話として聞いたら「くさいわー」と思うでしょうが、長くこの空間を見てきた者としてはずっと見守りたい応援したい出来事です。
次回チックタック、6月12日に東京公演の予定。
大阪は未定です。