現時点のコント王、「バッファロー吾郎」

キングオブコント初代チャンピオンはバッファロー吾郎
5日に放送されたコント日本一を決定する大会『キングオブコント2008』(TBS系)で、お笑いコンビ……….≪続きを読む≫

キングオブコントおもしろかった~
特に今まで通りのスタイルでガーンといってくれたバッファロー吾郎。決勝メンバーから予想もバッファロー。終わって納得バファロー。

みんなおもろかったけど、覚えてるところを羅列すると・・・

TKO 「あっち行け」
バッファロー吾朗 「市毛良枝さんが大きな虎にまたがってやってきます」
ザ・ギース 「理科の宮内はフィジカル面が弱いから無視しろ」
天竺鼠 「お祝いの言葉を言いたいところをグッとこらえまして」
チョコレートプラネット 「闘技場のトラはあくびをしながら~イカロスはギザカッコヨス」
ロバート 「I don’t like ホノルルマラソン」
バナナマン 「(救急車)お前のお母さんを迎えに・・・ やめろよ!」
2700 あの踊りの多彩さ
バッファロー 「サク、ポキ、あぁ~」
バナナマン 「(こちょばし)やってないよ!」

最後に竹若さんが感謝する人としてダウンタウンとともに「リットン」と言ったのが感動でした。あのコントのやり方はリットン調査団の影響なのかな?あのスタイルで優勝したってことはリットンさんに一番言いたいでしょう。

あと、竹若さんのブログ、作家の高須光聖さんのブログが荒れてました。みんな口をそろえて「吉本の組織票」「TBSのやらせ」「審査方法がおかしい」「バッファロー吾朗おもしろくない」ということでした。

<審査方法>
・この大会準決勝まで言った芸人100人がボタンを押して500点満点で発表。
・2組の対戦になる最終決戦はまず本人達が相手に勝ったか負けたかを口頭で発表
・引き分けの場合は負けたファイナリスト6組が選んで投票。先に提出して、ファイナリスト本人たちが口頭で発表。

「芸人が評価する」というのはラジオ「放送室」でも昔から松本人志が言ってたものです。一般視聴者よりも、同じように笑いを追及している「芸人」が認めるもののほうがおもしろいという考え。また、自分で判断するというものも、「本当にわかってる人なら自分で勝ったか負けたか理解してるはず」という考えのものです。

この大会が始まる時もその審査方法でやるということ前提で始まったらしいです。ちなみに「C-1」と言われるのはすごく嫌だそうです。

さらに、この決勝全体、審査しているのがすべて出場者というところが単純に考えれば文句のつけようがないものだと思います。審査される側も納得のいく方法ではないでしょうか。天竺鼠の瀬下さんも「芸人が決めた結果なんで納得です」と言ってました。

で、そこで問題になる「組織票」。

一番人数の多い吉本、一番芸歴の長いバッファロー吾朗、「バッファローファミリー」と言われるほど人望が厚いこと、ついでにTBS。これが全部悪いほうにイメージされてるなあと思います。

ほかのことならまだしも「笑い」に関するプロ達が「笑い」の審査において組織に流されるってことは考えたくないものです。でも、審査しているのは準決勝まで上がった一流100人。ここで流されるようなら、その程度の考えで仕事をしてるなら準決勝まで来てないと思うのです。審査される側の気持ちを嫌というほど知ってる人達です。この世の中で一番「いい加減な審査」をしない人達ではないでしょうか。

そういえば、「ジャイケルマクソン」のドッキリの企画で新喜劇座長の川端泰が後輩と一緒に舞台をやる打ち合わせで、全然おもしろくないボケをすすめてくるというものがありました。それに対して後輩はどうするかというもの。

みんな愛想笑いしながらも本当にそれをやる方向に行くと否定し始めます。特にギャロップは「それがおもしろいとは思えません」と完全に否定してました。

まあ、テレビのドッキリの演出具合はさておき、実際もこういうものであってほしいです。

で、話戻ってキングオブコント。
TBSは僕もあまり好きではなく、特に格闘技番組は編集の仕方が嫌いです。本当に見たい試合がダイジェストで話題にしたい試合を延々流すなど。

でもこのキングオブコントは素晴らしかったと思います。ネタ中に観客やほかの有名人にカメラが切り替わらない。それどころか、ここでこう見たい!という角度に変わってました。リハーサルしてたんでしょう。

唯一、失敗と思ったのが・・・最後の最後。
ファイナリストがバッファローとバナナマンのどちらかを選んで発表のとき。先に書いて提出してるにもかかわらず、一人一人が順番に口頭で発表するというやり方。

説明はされてたが、ぱっと見ではあの場で初めて発表してるようにも見えます。つまりロバートが最後の最後まで悩んで「バッファロー吾郎」と言ったようにも見えます。

言う方もつらいし、それによって完全に「後輩だからバッファローの負けとは言えない」っていう誤解が生まれたと思います。

「バッファロー吾朗ぜんぜん笑えない」という意見はまあ仕方ないでしょう。M-1での笑い飯やキングコングもそう言われてますし。

とにかく、日本の多くの人が「おもしろい」と思っている松本人志が考えた審査方法のもと、今まさに現役で戦っている一流の芸人が選んだ王者が、バッファロー吾郎なのです。

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