ワイルドスピード for Paul

ついにワイルド・スピード SKY MISSION公開!見ました!
(ネタバレあり)

ありがたく友人に試写会行かせてもらったので先週見ました。
自分は車に全然詳しくないけど最初にカーアクションのスピード感に度肝抜かれて、FBI潜入捜査官っていう好きな設定のストーリーも良くて、このアメリカ的な雰囲気と流れも好きでした。
1と2を映画館で見て、DVDで3,4,5を見て6も試写会で見て・・・そしてポール・ウォーカーの死にショックを受けて・・・遂にです。

今回はキャストだけ見てもまさに集大成。1から続くブライアンとドミニクの友情、ミアとの子供、記憶は戻らんけど仲間に戻って来たレティ、ムードメーカーのローマンとテズ、警察のホブスとエレナ。前回の終わりから今回の始めに描かれるハンが死ぬシーンで出て来るショウ、さらにUFC女子王者ロンダ・ラウジーのアクションもある!もう予告でザ・ロックがジェイソン・ステイサムに必殺ロックボトムをキメてるシーンなんか見たら、映画を超えていろんな業界や世間を巻き込むエンターテイメント!

ということで今回のSKY MISSIONを1回見て印象に残るシビれるシーンを思い出します。
・オープニング、病院で弟ショウを見舞う兄ショウの静かな会話シーンが始まったと思いきや実は兄ショウに制圧されてた病院
・もちろんロックボトム炸裂のホブスとショウ最初の戦い
・ハンの遺体を引き取りに行ったドミニクの前に3の主人公ボズウェル登場
・ヘリからダイブのミッションでいいとこで飛び出してくるローマン
・予告で何回も見てるのにハラハラするバスでのブライアンアクション
・ドミニクとショウ最初の対決
・ラウジーのスーパーマンパンチと肩車。確か三角絞めもしたかな
・ブライアンとミアの電話で1で出会った頃の「サンドイッチがまずい」エピソードを話すところ
・ブライアンが「古い手さ」って言いトラック下に横から入るシーン
・大怪我してるのに強すぎるホブス
・レティの記憶が戻る瞬間
まあいろいろあるんですが、ほんまに全部見ててよかったと思えるくすぐり方が最高。

そして今回の最大のテーマ「ブライアンはどうなるのか?」
ポール・ウォーカーの撮影期間中の死でストーリーにどんな、どの程度の変化があったのか。ストーリーでブライアンは死ぬのか?そう思わせる匂わせるような予告もありました。ポール事故死についてドミニクを演じているヴィン・ディーゼルのコメントが紹介されてました。

「娘が誕生した日、自分たちは“ワイルド・スピード”4作目の撮影中だった。彼にだけそのことを打ち明けたんだ。ポールは“行け、へその緒を切って来い”って勇気づけてくれた」
「ポールは自分が父親へ変化していく過程で、とても大切な役割を果たしてくれた。家族の一員として、将来に前向きな姿勢でね」
「今日から1年前… 1年にも及ぶ弔い… 彼の不在が、まだ言葉を失わせる。ポール、きみが恋しいよ」 元記事

これを見た時もう「我々はポールの最後の演技を、ブライアンの結末を見届けなければならない!」と強く思ったものです。酔ってたかもしれんけど。
そして我々は、ブライアンの死を見ることなく、死ではなく「別れ」という形で最後の姿を見届けました。スクリーンの中のブライアンの元気な姿と現実のポール・ウォーカーを交互に思いながら聞くドミニクの「別れなんかない」ってセリフと、車で並んだちょっと昔のブライアンの笑顔が強く残ってます。

ストーリー的にはまだまだ続きそうなのでブライアンがどうなったかは次回わかるのかもしれません。
でもとりあえず、見る側も映画の中で一緒に「ありがとう、ポール」と言えたかのような、そういう意味でも今作は映画を超えたエンターテイメントでした。