来て欲しいけど来て欲しくない世紀の一戦

気がつけばあと一週間。
フロイド・メイウェザー vs マニー・パッキャオ

いいのをまとめてくれてる人がいました。
ボクシング関係者によるメイウェザーvsパッキャオの勝敗予想
ほぼ全員がメイウェザー判定勝利を予想。パッキャオのパンチは当たらない、パッキャオの隙をつきカウンターが入る、と展開予想もほぼ同じ。確かにパッキャオのパンチが当たらないシーンやパンチをもらうシーンはいっぱい見て来たけど、未だにメイウェザーがパンチもらうシーン当てれないシーンはあんまり見てないような気がします。

シビアな予想と数字では圧倒的にメイウェザー有利だろうけど、この試合が注目されるのはやっぱりパッキャオが持つ「伝説」と「ドラマ」。過去同じように「絶対に負ける」と言われてきた相手を倒して倒して常識を覆してきた伝説クラスの実績。あとは「最強王者」を絵に描いた無敗のメイウェザーが倒れるという「ドラマ」を見たい、その一瞬が見たいために、数十万円のチケットは一瞬で売れ注目度も上がりPPVも売れる。貧乏な国に生まれ苦労して上り詰め挫折と復活を繰り返してきた主人公が最後のボスを倒すという典型的な昔からある物語のラストを見たいのです。勝敗予想で多くの人がメイウェザー勝利を予想しておきながら希望はパッキャオと思ってるでしょう。たぶん。

2人と対戦したレジェンド、オスカー・デ・ラ・ホーヤが良いまとめ方をしてます。

3年前なら疑問の余地も無くパッキャオだったけど、今はフロイドだね。でもこれから先もリスペクトされ続けるのはマニー・パッキャオの方だ。間違いなくね。

このカードが浮上してから約5年、いい意味で熟成され期待が膨らんだ世紀の一戦を表す言葉をメイウェザーは言ってました。

「5月2日、世界の時間は止まる」

今こう見て、ストーリーとして足りないパーツがひとつ浮かびました。パッキャオ自身の名言です。個人的に思うだけですがパッキャオはまだパッとしたことを言ってません(ごめんね)ので、これはもしかすると試合後。パッキャオの勝利後発する名言ですべてのパーツが揃い伝説の試合として完成するのかもしれません。

これからの、早く過ぎて欲しくもあり、過ぎてしまわないで欲しくもある緊張の一週間を迎えます。