これは音楽のように、名作映画のように、死ぬまでに何度も何度も聴くことになるだろうラジオ番組です。
ラジオというもの自体を聴く習慣がなく、その設備もなく関わらずに来たんですが、ある時に知ってから強烈にハマったひとつの番組それが「放送室」です。テレビの「松紳」で松本人志がラジオやってるということを言ってたのを聴き存在は知っていたもののちゃんと聴き出したのは2008年頃。2009年に番組が終わり、改めて最初から最後まで全部を聴き終えた時には、何かひとつ自分という人間が成長したかのような、世界の広がりを持ったというか、考え方が増えたというか・・・中2の時に読んで人生のバイブルと思っている「空手バカ一代」を読んだ後のような感覚でした。
お笑いの一時代を築いた芸人と作家という立場からの話、昭和の子供時代を過ごした幼なじみの話、これからの日本のバラエティを引っ張る立場の話をがっつり聴けるし、そういう人達の究極のしょうもない話を聴けます。
もし自分に子供ができるのなら、その時代の見やすい媒体でこの音源を揃え部屋に置き、子供がこっそり興味を持ち聴き始める・・・そんな状況に持って行きたいもののひとつであります。