一会

中島みゆきコンサート「一会」に行きました。
一部曲目書きますネタバレ。

元々厚生年金会館のオリックス劇場。南船場らへん。飲みに誘われてもすぐ行ける場所でこの人が歌うのです。いつか生で歌を聴きたいと思ってたのでここで。
席は3階で遠かったです。こういう劇場でのライブは初めて。幕が開いてステージが登場。演奏メンバーがすでに配置されていて、DVDで見たことあるコーラスの人もいて、いよいよか~・・・と思ってるところに会場から大拍手!中島みゆきさんが颯爽と歩いて現れました。なんかあの見た瞬間の感動が残ってます。そして聞こえ出す力強いあの声。最初に歌った「もう桟橋に灯りは点らない」で気づきました。桟橋をイメージしたステージでした。

歌の合間に入ってMC。ラジオでおなじみ、浅草のベテラン女芸人さんみたいなしゃべりで大阪のこと、曲のこと。次歌う曲ができた由来だったり、それにまつわるエピソードだったりを話して入ります。そして歌いながら途中で後ろから来たスタッフがサっと上着を着替えさせたりしてどんどん衣装が変わっていくんですが、その立ち振る舞いがかっこいい。歌の中では歌詞以外の言葉は一切言わないですね。集中型というか。

第一部、第二部と分けて途中休憩がありました。休憩明けにはオールナイトニッポンふうにトークスタート。会場に置いてあったお便りを出すコーナーで集まったお便りから何個か紹介。東京から来た人、鹿児島から来た人もいて自分のチャリ来場が申し訳なく思いつつ。

第二部ではちょっと暗めの曲が続き「阿壇の木の下で」という戦争をにおわせる曲。その最後にみゆきさんが両手に持った赤い紐、片方がハラリ、持ち直してまた片方がハラリ、後ろの演奏に合わせてハラリハラリ・・・その紐を首にかけた瞬間次の曲のイントロ、みゆきさんに当たるスポットライト。説明は難しいけどものすごい強烈で悲しそうな雰囲気のステージに。曲は、自分がこの人にハマるきっかけになった曲ともいえる「命の別名」。今回は知らん曲多いと思ってセットリストを予習していったのであるのはわかってたんですが、知らんかったらここで心臓止まる勢いなってたかもなーと。

しっかりしっかり聴けた20曲。最後の「ジョークにしないか」良かった。
遠めながら、動画やDVDで見てきた中島みゆきの声とシルエットと立ち振る舞いは今も変わらず見えました。