UFC fight week!

半年ぶりUFCの3連戦が始まりました。

UFC Fight Night Dos Anjos vs Alvarez
Thu, Jul 7, 2016 6:30PM ET
Las Vegas, Nevada Main Card 10p/7p ETPT
UFC fight pass

盛り上がりを皆期待してましたが、最終日UFC200のメインに出るジョン・ジョーンズが禁止薬物で引っかかり欠場、ライトヘビー級タイトルマッチが消滅というニュースが飛び込みテンションちょっと落ちてしまいました。

早速初日、日本では朝7時半から。今回なんとAbemaTVとニコニコ生放送が3日間全部を無料生放送!太っ腹。素晴らしい!
そして頭から5試合連続一本決着で盛り上がり、あっという間にメインカードへ。

Welterweight
Alan Jouban”Brahma”13-4-0
Belal Muhammad”Remember The Name”9-0-0
無敗のムハンマドに対して人気者ジョウバン。打撃の間合いを制してるジョウバンが左フックを当てダウンとって、さらにこの左ハイ!よくしのいだムハンマド。


しかし3Rムハンマドがパンチで猛反撃!いつ倒れてもおかしくないとこまで追い詰めるも判定はジョウバン!初黒星がついてしまいましたがいい試合でした。

Heavyweight
Roy Nelson”Big Country”22-12-0
Derrick Lewis”The Black Beast”15-4-0
打ち合い期待の超ヘビー級戦。ルイスのパンチが的確で首相撲も強く、ネルソンは早めに組みに移行。テイクダウンしてもパワーで逃げるルイス。両者疲れながらもテクニカルに最終まで、最後はガっと打ち合いネルソンが大きくもらうも耐えて、判定ルイス!まだまだ雑なルイスはニックネームもブラックビーストで、全盛期のボブ・サップに見えて仕方ない。

Lightweight Title Fight
Rafael Dos Anjos 25-7-0
Eddie Alvarez 27-4-0


さあ来ましたメイン!
日本のDREAMからBodogにベラトールで勝って負けて活躍してUFCでも勝って負けて・・なんとか連勝でこのチャンスを掴んだエディ・アルバレスが完璧王者ハファエル・ドス・アンジョスに挑戦。どちらもパンチが得意なものの、アルバレスは打たれ弱いイメージがあるので不安。
そして試合、慎重に狙って右ストレートを出していくアルバレスに対して左のロー、ミドルのキックを出してから左ストレートを入れるドス・アンジョス。距離感を掴みつつあるのがドス・アンジョス・・と思ったところにアルバレスが高速のタックル!しかしキャッチされて転がりがぶるドス・アンジョス。チョーク取られるかというところ脱出したアルバレスは金網背負って、今度は逆にドス・アンジョスがタックル。アルバレスは腕入れて耐えてほどくも、ドス・アンジョスが左ハイ!完全にペース掴んだ・・!と思われた瞬間にアルバレスの右フック!一瞬完全に落ちかけたドス・アンジョス、途中で体勢戻すもフラフラでアルバレスが大歓声を背にラッシュ!ラッシュ!フラフラでしのぐドス・アンジョスが金網際に逃げるとアルバレスが飛び膝!!しかしそのまま倒れ下に。「あーあーー」と大観衆のため息が出たけどドス・アンジョス力入らないのか全然押さえられずアルバレスは立ち上がりラッシュ!フック、ボディ、アッパーの連打で立ったまま受け続けるドス・アンジョスを見てハーブ・ディーンがストップ。
写真 2016-07-08 12 53 42
さすがの一撃で遂にUFCの頂点を掴みました。アルバレスに勝ってるけどドス・アンジョスに負けて階級変えたドナルド・セラーニは複雑な心境ですかね。何にしても嬉しかった。ロビー・ローラーやミーシャ・テイト、マイケル・ビスピンに引き続きキャリア長い苦労人の感動の戴冠。素晴らしい初日でした。


そして試合後発表されたのは、試合消滅したはずのダニエル・コーミエの相手がなんとアンデウソン・シウバ!!2日前の変更で超ド級のカードが決まりました。タイトル戦ではなく体重変更もなく3Rだそうです。アンデウソンの体が心配ですが、楽しみ。

TUF Finale Team Joanna vs Team Claudia
Fri, Jul 8, 2016 10:00PM ET
Las Vegas, Nevada MGM Grand Garden Arena
UFC fight pass

Lightweight
Ross Pearson”The Real Deal”21-10-0
Will Brooks”Ill Will”17-1-0
元ベラトール王者ウィル・ブルックスのUFCデビュー。
この超期待の男デビューで期待というのが完全にこの試合のテーマでしたが、ロス・ピアソンそうそう強かったわ、、、ということでめちゃくちゃ調子も良さそうで、スタンド打撃もグラップリングも反応速い的確で、ブルックスにひけをとらず超高度なスタンドの攻防が続きました。ブルックスが若干ミドルやヒザを入れてポイントをとったものの3Rではかなりパンチで攻め込まれ危うい場面。なんとか判定で勝ったというところでした。インタビューでは昨日勝ったエディ・アルバレスを挑発。まだ何戦も勝つ必要がありますけど。

Women Strawweight Title Fight
Joanna Jedrzejczyk 11-0-0
Claudia Gadelha 13-1-0
まだ無敗の王者イェンジェイチックと、過去イェンジェイチック戦以外は無敗のガデーリャ。


両者かなり気合い入った様子で試合前からかなり盛り上がってました。どちらかというと組みたいガデーリャと完全スタンド打撃のイェンジェイチック。

1R、いきなりガデーリャのジャブがアゴに入りイェンジェイチックがダウン!まさかのシーンにどよめき、組まれるも冷静に金網を使いしのいでいくイェンジェイチック。そのジャブのイメージが残ったのか、立ってからもガデーリャのパンチが当たる当たる。意外にスタンドで主導権を握られましたが、終盤ローなど入れてイェンジェイチックがペースを握りかけたかというところ。

2Rも組んで金網に押しつけ倒しにいくガデーリャ。突き放したいイェンジェイチックが全く動けない状態が続き削り合いに。

3Rから徐々にイェンジェイチックがジャブとローでガデーリャを止めてさらに右を打ち込んでいきます。ガデーリャも大振りの右フックを当てていき、激しい打ち合いに場内大歓声。ガデーリャが打たれながらも強いタックルを決めてまた大歓声。ものすごい根性とテクニックの融合したいい試合になってきました。

5Rまで来るも、まだまだスピードの落ちないイェンジェイチックが完全にスタンド打撃でボコボコに。いつ倒れてもおかしくないはずのガデーリャも返す返す組む組むで熱過ぎる展開。

UFC女子ストロー級史上最高ともいえる激しい名勝負はスタンディングオベーションの中判定へ。これは明らかに1,2Rをガデーリャ、3,4,5Rをイェンジェイチック。そのとおりで王座防衛。お互いに称え合う気持ちよい終わりで2日目を締めました。