UFC200

UFC 200 Cormier vs Jones 2
Sat, Jul 9, 2016 10:00PM ET
Las Vegas, Nevada T-Mobile Arena
UFC fight pass

とうとう最終日。記念すべきUFC200です。

Exclusive Fight Pass Prelims
Lightweight
Jim Miller 25-8-0
Takanori Gomi”The Fireball Kid”35-11-0


我らが五味隆典!連敗中でもこのビッグマッチに組まれるというのがUFCの五味に対するリスペクトなんでしょうか。ジム・ミラーもまた同じ。
試合ではお互い速いパンチの交錯からスタンド勝負になるかと思ったら五味のローキックをミラーがキャッチ、テイクダウンでバックからパウンド!前のローゾン戦のように打たれまくり止まった五味を見てレフェリーがストップ。残念。

Middleweight
Gegard Mousasi 38-6-2
Thiago Santos”de Lima Marreta”13-3-0
まさかの2試合目でムサシ。相手のサントスも打撃のイメージ、向き合うとリーチも長い。ムサシどう攻めるかというところ、いつも通りプレッシャーかけてパンチで詰めてテイクダウン。サントスが立ち上がる時に不意に両手をついてがら空きになった瞬間のアゴにアッパー当てて一撃でムサシが終わらせました。このチャンスを掴む鋭さ健在!このままタイトルに進んで行って欲しい。

Lightweight
Diego Sanchez”The Nightmare”28-8-0
Joe Lauzon 25-12-0
みんなの期待通り予想通り、2人は打ち合い、先にもらったサンチェスが効かされそのまま倒れました。ローゾンはまたここかあ上がっていくんでしょうか。

Prelims
Sage Northcutt”Super”7-1-0
Enrique Marin”Wasabi”9-3-0
プッシュされすぎノースカットはタックルにいくもののどこか雑さが目立ち、返され腕を取られ伸ばされ・・・膝十字狙うも角度が全然違うし・・イメージ的には完全に負けてたかと思ったんですが、2Rだけが攻められてたようでポイントうまく取れてて判定勝利。

Bantamweight
TJ Dillashaw 13-3-0
Raphael Assuncao 23-4-0
調子良さそうなディラショー。前にこのアスンソンに負けてるんですね。解説の大沢ケンジさんによると前のアスンソン戦で負けてから戦い方を変えて今のスタイルになったとのこと。それから破竹の連勝でタイトルを取ったので今の再戦は・・・見事にハマりました。アスンソンの攻撃をことごとくかわし左右パンチ、右ハイなど当てて当てて判定勝利。まだドミニクへの挑戦はありそうです。

Welterweight
Johny Hendricks”Bigg Rigg”17-4-0
Kelvin Gastelum 12-2-0
ヘンドリックスがスキっとした顔してるように見えたけど体重オーバーしてたみたいですね。コンディションは悪いのか、いまいち王者時代のノリは見れず、逆にガステラムが速くノっててパンチのコンビネーションが多彩!さんざん当てられ効かされ、ガステラム判定勝利。次また上位ランカーと組まれそうです。

Women Bantamweight
Cat Zingano”Alpha”9-1-0
Julianna Pena”The Venezuelan Vixen”8-2-0
ジンガノさっそくミドルキックから組みにいき圧倒し・・・たかと思うと、タックルをがぶったペーニャは上から攻めてチョークを狙う。ジンガノはスープレックスで投げるものの攻め続けられ判定でペーニャ勝利。

Main Card Purchase Pay-Per-View
Heavyweight
Cain Velasquez 13-2-0
Travis Browne”Hapa”18-3-1
久しぶりベラスケス復帰戦。リーチに勝るブラウンが打撃で最初はペースを掴む・・・こともなくベラスケスは素早い入りでパンチを当てていき、上段のバックスピンをガードの上から効かせてパンチ連打。パウンドで決めてベラスケス圧勝!

Featherweight
Jose Aldo”Junior”25-2-0
Frankie Edgar”The Answer”19-4-1
暫定王座がかかった試合。
ものすごい速い出入りとパンチのコンビネーションを出していくエドガーと、それを的確にかわしガードしてからパンチを返していくアルド。基本エドガーが出てアルドは待つ形。それでもエドガーのメンデスを倒した左フックは何回もアルドのアゴをかすめて、逆にアルドは突き刺す右ストレートや顔狙った膝蹴りでカウンターを狙う。待ってることと安定感でアルドに徐々に試合が動き、最終まで攻め続けるエドガーがダメージを負って、結果判定でアルドが暫定王者に。マクレガーはフェザー級に戻るのか?

Light Heavyweight Title Fight
Daniel Cormier”DC”17-1-0
Anderson Silva”The Spider”33-7-0
まさかのマッチメイク。ライトヘビー契約でのアンデウソン・シウバが登場。2日前にピーター・アーツのように興行を助けるための緊急参戦。
試合でコーミエはもちろん容赦なく重いパンチを振って、アンデウソンいつも通り捌くも、金網際に詰められてのタックルであえなく下に。コーミエの重いハーフガードは返せず細かいパウンドの餌食に。2R速攻でミドルキックや二段蹴り、エルボーやストレートとスタンド打撃で攻めるアンデウソン、冷静に見てタックルからテイクダウンのコーミエ。3Rも同じようにアンデウソンが削られるところレフェリーがブレイク!再開後アンデウソンが出した三日月蹴りっぽいミドルでコーミエの顔が歪む!効いた効いたと大騒ぎの観衆を尻目に試合は終了。判定もちろんコーミエですが、ジョーンズ欠場にへこみ、この決まった試合でタックルにいくとブーイング受けて、つくづく今回ついてない人だったなと。

Heavyweight
Brock Lesnar 5-3-0
Mark Hunt”Super Samoan”12-10-1


ついに来ました。会場も実況もTwitterも一番の盛り上がり。日本は特にこの怪獣対決みたいな、80年代のプロレスや2000年前後格闘技ブームの頃を思い出すかのような、いかにもお祭り的なドリームマッチ、かつやる気マンマンがすごい見える2人。そら盛り上がります。
試合はレスナーがハントのパンチを警戒しまくりの集中。集中して集中して、ハントが来たー!と同時に潜ってのタックル!素晴らしい反応とスピード!金網際まで追い詰め足すくってグラウンドに。そこからハーフガード上から押さえたままのパウンド。そしてミア殺しハーフネルソン状態でのパウンド。ハントをくっつかせた状態でガシガシ当てていきます。普通密着状態のパウンドなら決まる感じなく見るものですが、レスナーのそれはもう迫力あって音も大きくダメージたまってそうに見えるも、ハントの顔が見えないのでレフェリーどうしていいかわからない状態。
2R、3Rと基本的に両者の作戦は同じながら、ハントも右を当てていきレスナーも少し慣れ始め、パンチに合わせたタックルもハントは慣れて切るように。いつハントの大砲が炸裂するかという緊張感と、また倒したらレスナー勝つだろうという緊張感が最後まで保たれたまま、最終倒し攻め続ける権利を得たのはレスナーでした。
判定文句なくレスナー。5年ぶり復帰であの今のハントを倒すという偉業に、各方面が沸いた様子がSNSで見れました。最高!

Women Bantamweight Title Fight
Miesha Tate”Cupcake”18-5-0
Amanda Nunes”The Lioness”12-4-0
ひょんなことからメインになってしまった女子バンタム級タイトルマッチ。入場で気合い充分のミーシャと落ち着いた様子のヌネス。
試合はパンチを狙うヌネスを警戒するミーシャが抜群のタイミングでタックルに入るも、ヌネスは落ち着いて抜けて、その繰り返しが行われるかとゆっくり見始めた頃ヌネスの右ストレートがヒット!顔をそむけて下がるミーシャは効いたのか、もしくは眼に当たったか?とにかく下がるミーシャに追い打ちヌネス。だんだん効いて座り込むようにダウンしたミーシャには、ヌネスのリアネイキッドチョークを凌ぐ力はありませんでした。諦めたようなタップで、またもこのタイトルが移動。ヌネスが新チャンピオンに。