2016年最後の戦い、12月31日RIZINは地上波で見ました。

第1試合 RIZIN MMA特別ルール:3分3R / インターバル60秒(56.7kg契約)
那須川天心 vs. カウイカ・オリージョ

まさかで組まれたMMA2戦目。アマチュア経験は多くプロではそんなにみたいな情報でしたが割としっかりしたMMA選手に見えた相手。しかし天心なにより反応早く全力やのにリラックスしてるというか、安心できる空気。そして練習してたというニンジャチョークで一本。RENAが山本美優に極めたやつ。確かにタックル狙われる立ち技選手にとっては最初に覚えるのにいい技ですね。

第2試合 RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R(無差別級トーナメント準決勝①)
ミルコ・クロコップ vs. バルト

前日大ブーイング受けて終えたバルトと大歓声受けたミルコ。見てる側も興行側もおそらくバルトが漬けて勝つという悪夢だけは見たくないって心境だったんじゃないでしょうか。イメージは速攻でパンチを効かせてKOが理想。しかし組まれ詰められコーナーへ、あーあーという大勢のため息が出ていたところにクリンチ状態から近い距離でのミルコのヒザがボディに入りバルト悶絶KO。よかったー!とほっとしました。

第3試合 RIZIN トーナメントルール:5分2R / インターバル60秒 / 延長5分1R(無差別級トーナメント準決勝②)
アミール・アリアックバリ vs. ワレンティン・モルダフスキー

アリアックバリの恐ろしいバックからのパウンド地獄が炸裂。これはブーイングしようのない怖い強さですね。

第4試合 RIZIN MMAルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(82.0kg契約)
桜井“マッハ”速人 vs. 坂田亘

発表の時は全然やる意味わからんって思った試合ですが・・・煽りはさすが引き込まれる作りで坂田に対して感情移入され・・たはずが試合はイマイチでした。マッハのマイクに優しさ感じたけど、こういう無理矢理感すごい試合はやっぱりあんま見たくはない。。。ナイトスクープでならいいけど。

第5試合 RIZIN 女子MMAルール:5分3R / インターバル60秒
ギャビ・ガルシア vs. 堀田祐美子

これもね、男でも50歳の選手出てきたら心配すごいのに、神取忍から堀田祐美子って。20年前なら燃えれたけどこれはないわーと。よく連れて行ってもらった頃めっちゃかっこよかった女子プロレスのスーパースターが、無策のロープワークからKOされるのをただ見るだけの大晦日格闘技の嫌いな時間でした。

第6試合 RIZIN MMAルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(58.0kg契約)
才賀紀左衛門 vs. ディラン・ウエスト

相手よく知らないですが、いいシーン作れてこれからの煽りに使えていい感じですね。

第7試合 RIZIN 女子MMAルール:5分3R / インターバル60秒(49.0kg契約)
アンディ・ウィン vs. 山本美憂

前の試合でもそうでしたけど山本美優に何も緊張とか硬さが見えない上にすげえ対応もしててさすがすごいなと。もっと早く転向してたらもっともっと高い位置に行ってたんじゃないかと思います。これからも強い相手と見たいですね。アンディ・ウィンも続けて見たい。

第8試合 RIZIN 女子MMAルール:5分3R / インターバル60秒(49.0kg契約)
RENA vs. ハンナ・タイソン

これも相手分からんですが、RENAが色々MMAで試したいことをやってる印象でした。

第9試合 RIZIN MMAルール:1R10分 / 2R5分 / インターバル60秒(62.0kg契約)
所英男 vs. 山本アーセン

素晴らしい所の極めの強さ速さが光った試合でしたが、なにより先日亡くなったレミギウスのTシャツに心打たれました。やっぱ好きな選手。

第10試合 RIZIN MMA特別ルール:1R10分 / 2・3R5分 / インターバル60秒(65.8kg契約)
川尻達也 vs. クロン・グレイシー

今回のRIZINでネームバリューも勝負論もドラマ的にも一番期待できた試合。いいタイミングほんまに。DREAM後期からUFCでやってきたガチガチグラップリングの川尻でいくのか、PRIDEからK-1とDREAMで見せたスタンド強い川尻で行くのか、そしてクロンはまたどれだけ進化してるのか。
まずとりあえず川尻のスタンドに硬さがすごい見えました。すぐ組まれてクリンチからアッパーの打ち合い、倒されないものの引き込みからどんどん攻められて後手にまわり、良さがなかなか出ないまま。立ち上がって猪木アリ状態、つまりホイス桜庭状態から飛んでのフットスタンプ。確かに長く見てきたファンにとってはここでグレイシー相手に飛ぶ川尻にPRIDE愛、日本のMMA愛を感じますが、今回はダメ元のマッチメイクじゃなく同等のランクもしくは川尻が上と見られての試合だと思うので、見せ場を作るよりも勝ちに徹する川尻を見たかったとも思います。さらに飛んできた川尻の足を挟み込みバックを取ったクロン。そのスムーズさから練習してる動きかなと。これ2回やったんですが、つまりあのホイスが桜庭にやられたこのフットスタンプへの対策がもうグレイシーにはできてたという。まあ17年経った現代MMAとしては当たり前かもしれませんが、グレイシーの歴史という見方に乗っかってこれを見ればなかなかいいドラマ要素です。
そして最後はバックからチョーク、前を見据え悔しく諦めるように川尻がタップ。無責任に楽しむファンとしてはこれは名シーンでした。船木 vs ヒクソンを思い出します。でも何にしても、日本のMMAを盛り上げる!と帰って来てくれた川尻達也という選手に心から拍手と感謝。

第11試合 RIZIN トーナメントルール:5分3R / インターバル60秒 / 延長5分1R(無差別級トーナメント決勝)
ミルコ・クロコップ vs. アミール・アリアックバリ

ぼくらの青春ミルコと再会

Ryo Fujioさん(@gyokurin)が投稿した動画 –


まさかこんな順調に万全に決勝までミルコが上がるとは。UFC連敗中のことを思い出すとヘビー級相手ではもう勝てないんじゃないかと思ってたぐらい。そして格闘技通の人によるとダントツ優勝候補だったアリアックバリ。タックル防御のうまいミルコですが、基本的な圧力に差がありそう。
試合は、タックルをうまく防いだミルコが左フック一閃、追い打ちで完全に目を飛ばしKO勝利。素晴らしい。K-1で大巨人ノルキヤを倒した時みたいなあの左フック。何を心配してたのかって思うほど安定した防御と攻撃で圧勝。ミルコにはあんな選手と何回も何回も試合して来た経験があります。素晴らしい。
ちょうど10年前にPRIDE無差別級GP優勝した時のように涙を浮かべながら喜ぶミルコ。あれで燃え尽き終わったと言われて来た中、強い相手を倒しての優勝。いいもの見れました。

後日引退を発表。ラストマッチやるかどうか、正式なものかどうかはわかりませんが、この日は懐かしく頼もしい、僕らの青春のミルコ・クロコップを思い出せた日でした。