RIZIN.25

RIZIN.25

大阪城ホールにやって来たRIZINですが今回はスカパー観戦。
なんとリングにあの「MEGA2021」の文字が!


最初のキック2試合が打ち合いで熱かった。音が凄く感じるのはマイクがいいのかな?
朴光哲vs白川陸斗、予想通り朴のディフェンスが素晴らしく白川空振りが続いてたんですが、疲れが見えた3Rに白川のストレートでダウンからサッカーボールキックで白川逆転KO。

テコンドーのメダリストで粗品似の江畑秀範は、昔のK-1見てるんかなってぐらいキックへの対応ができてなくてパンチもらってスタミナ切れ判定負け。

3連敗してた大雅がいつもよりスピード感あってコンビネーションもよくて圧倒しっぱなしの判定勝利。よくなって来た。

内村洋次郎vs萩原京平、萩原が右フックで秒殺から来年フェザー級タイトル奪り宣言。次から刺青隠すラッシュガード着させられそう。

そして来ました、行かせてもらってるパンクラス大阪の先生である北方大地選手がRIZINでの初戦。
相手はZSTフライ級王者で前回中村優作をKOした竿本。スタンドで一進一退の打撃の攻防で緊張感MAX。お互いがコンビネーション出しながら前に出るアグレッシブな打ち合いなのでクリーンヒット具合がよくわからん速さ。竿本のタックルを潰して大地さん得意のギロチンの態勢、すぐ横のコーナーにセコンドの前田吉朗さんが常に指示。そしてギロチンの防御する竿本の頭にヒザ!がぶったままヒザ!効いたか?どうか?追撃を出すかちょっと止まったらへんでスタンドになって1R終了。2Rからはスタンドで速いパンチの攻防。ダッキングからのフックを出した大地さんにセコンド前田さんが「次かがんだら飛んでくんぞ!」マジ?マジ?と思って見てたら数秒後のパンチに合わせてほんまに竿本が飛び膝!うまく顔を交わしてヒットにはならなかったのでホッとしたのも束の間でタックル!そこからは竿本がタックルに行くも背中つけずに凌ぐ大地さんという感じで進んで終了。面白い試合ではあったけど、ストレート少しもらってカットしたのとテイクダウンを取られたのか、判定3-0で竿本勝利。残念。残念!お疲れ様でした。

休憩明けにリオオリンピックのレスリンググレコローマン銀メダリスト太田忍の大晦日RIZIN.26でのデビュー、なんと相手は所英男。ということでリングで挨拶。RIZINでは5年前に同じようにレスリングからMMA転向宣言した村田夏南子の成功があるので大期待・・・でも、所があっという間に極めるのを見たい気もします。

ウェルター級でパンクラスの元王者レッツ豪太vs 青木真也と皇治という豪華セコンドの住村龍市朗。お互い警戒してかいまいちかみ合わずのスタンド展開が続くも3Rテイクダウン取った住村が2-1判定勝利。

扇久保博正 vs. 瀧澤謙太。扇久保の煽りいつも良い。キャッチフレーズが「打・投・極・根性」これ最高!そして吉田拓郎「落陽」での入場も最高。
試合、リーチと身長差がすごい。ジャブとローとハイキックバシバシ出す自信に溢れた顔の扇久保。ジャブと前蹴り、詰めてフックの瀧澤。タイミング見て扇久保はオーバーハンドの右、瀧澤は速いバックスピン。1Rはスタンドで終わり、2Rは扇久保が組みも混ぜてさらに打撃。予想と違って扇久保がスタンド打撃でだんだん圧倒。3Rでいきなり扇久保の左ハイキックで瀧澤が後ろにダウン、すぐ組みついて倒してハーフガード、逃げる所をまた投げてバックからチョーク狙うも返ってガード、またバックチョークは返され残り数秒でスタンド打ち合いで終了。終始余裕を感じさせた扇久保が判定勝利。

メインの初代フェザー級王座決定戦 朝倉未来 vs. 斎藤裕。
花束贈呈とタイトルマッチ宣言して、試合。戦前コメントでは両者がスタンド打撃狙い。
ステップしながら見る斎藤、未来の左の蹴りにジャブを合わせて止める斎藤、先に斎藤が左フック当てる!未来は突き刺すような左前蹴り!
ローブローで休憩挟んで、またヒリヒリするスタンド。お互いがお互いのカウンターを警戒してるような雰囲気、未来の右フック、出てくる斎藤に未来大振り左フック!ぐらつく斎藤、組みついて凌ぐ。沸いて1R終了。
2R、斎藤が蹴り足取りながらものすごい勢いの胴タックルでテイクダウン。ロープ際からコーナーでの攻防はブレイク。また斎藤が左右フックで前に出て行く所カウンターの未来の右フック食いながら組みついてコーナー。その時に腕をロープに引っ掛けたことで未来にイエローカード。
3R、未来が狙いすました膝蹴りはかわした斎藤、一撃狙い過ぎっぽい未来に絶妙のタイミングで斎藤がタックル!ラウンド半分でテイクダウンは完璧。でも寝かせられずにブレイク。残り1分少し前に飛んできた未来の左ストレートで後ろに倒れるもすぐ立つ斎藤、やり返すという感じで打ち合い、お互いフック連打!一瞬腰が落ちるのは斎藤!ラストチャンスでシングルレッグでテイクダウンに行った未来、ギリギリ凌がれて3R終了。
判定は3-0で斎藤!ダウンはしてたもののテイクダウンと手数で差がついたんでしょうか。


明らかにRIZINが思い描いてたストーリーと違ってきたわけですが、それはそれで判定への信頼感が増しますね。ラウンドマストだったらとか、イエロー出たとかブレイク早いとか、色々どっち寄りでも気になることはあるけど何より緊張感あるいい試合でした。