桜庭激勝!前田圧勝!白いケージもかっこいい

DREAM.12の感想。

もう、この日は1にも2にも、桜庭の一本勝ちが一番嬉しい。

イキのいいゼルグに膝十字で一本勝ち!

今が旬の、現役バリバリのゼルグ。寝技に穴があるので桜庭が勝つ流れは予想できてたけど、それ以上にスタンドとグランドともに打撃のキレが半端ないゼルグを今の40歳になった桜庭がかわしきれるかっていう見方。

ついこないだ同じタイプのマヌーフにそれでやられただけに・・・

 

ところが、開始早々あの伝説の足首へのタックル!

 

PRIDE GRAND PRIX 2000 準決勝でボブチャンチンに決めたタックル!

PRIDE.17でシウバに決めたタックル!

 

あの一瞬をついた超高速のやつ。

「おおお!」

全盛期の桜庭を思い出した。

 

UFC-J以降PRIDEで、日本のプロレスファンと格闘技ファンの期待を背負ってた頃の、強くて楽しいヒーロー桜庭。

 

そこから、ゼルグの右足首を取ってUWFスタイルを彷彿させる、大きく足をひっかけてのアキレス健固め!

 

これこれ!

桜庭が本気になった時の極めの速さ!

 

ガッチリ極まったかと思ったけど、ゼルグのパワーとリーチの長さか、起き上がってパウンドパウンド。この時足がバキバキ鳴ってて、ゼルグは「折れたかも」って思ってたらしい。それでもパウンドに行く姿勢がすごい。

 

足取りながらも上になられて無防備な頭部にパウンドをもらう桜庭。

このパターンでいろんな足関節得意の日本人がやられていったか・・・

 

カリスマ佐藤ルミナがヨアキム・ハンセンに負けた時もこれやったなあ・・・

やばい!桜庭~!もらいすぎや!もうあんたがKOされるところを見たくない!

 

しかし見事にアンクルホールドに変えたことで、ゼルグのバランスを崩して横に倒す。そして、これもよく覚えてる!あれあれ!

 

PRIDEの桜庭時代の始まりとも言える、カーロス・ニュートン戦のフィニッシュ!

 

膝十字!!!

 

やったーーー!!

輝いてた頃の桜庭がいました。

一若手レスラーとして出場したUFC-Jで劇的優勝の後「プロレスラーは本当は強いんです」というマイクで一躍スターになった、あれから12年ぶりのケージマッチで。ヒーロー桜庭が復活。

 

桜庭の勝ちは単なる勝ちじゃなく、なんていうのか、めちゃめちゃ清々しくて楽しくて嬉しくて幸せになる。改めて認識した、特別な存在。この感覚も、たぶんケビン・ランデルマン戦以来かなあ・・・てことは、6年ぶりか。

 

でも、どんどんこういう試合を!ってわけじゃなく。

 

もう桜庭さんには十分楽しませてもらったし格闘技を好きにならさせてもらったし、いつ辞めてもらっても文句ない。しかもこんな試合をまた見せてくれたなんて感謝感謝しかない。サザンと一緒で、やめようが続けようが、残してくれたものは一生覚えてるしまた見るから、好きにしてや~という感じ。

 

 

 

ほんで、桜庭さんで書き過ぎた。

前田さんのこともあったのに。

パンクラス稲垣組の前田吉朗さん。なぜ「前田さん」かというと、自分は一時期パンクラス稲垣組であるピーズラボ大阪に通っていたのです。

トップ選手とハイレベルな練習をできたわけではないので、前田さんとも数回の打撃スパーをしたぐらい。なのでもちろん覚えてはいないでしょうが、そのときから密かに応援してました。

 

今回の相手が強豪チェイス・ビービ、地元大阪、慣れたケージ。前田さんにとっても好条件が揃った状態で、最高の勝ち方。

 

ほんで堂々の大晦日出撃&ベルト挑戦宣言。

やっぱかっこええわあ~この人!

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