10/30のバーリトゥード・ジャパン、休憩明けの試合で、佐藤ルミナが登場。
高校の時かな?K-1とかリングスから、格闘技雑誌をちょこちょこ見るようになった頃、妙に輝いてるっぽい日本人を見た。もう10年前の佐藤ルミナ。格闘技番組SRSで修斗の試合を見た。たぶん映像として初めて見たルミナは、なんと試合開始からわずか6秒で腕十字を極めて勝ってた。
こんなことできる人間が、しかも日本人がいるんや!それから修斗=ルミナ、日本人格闘家=ルミナ、カリスマ=ルミナ。でもだんだん周りも強くなる。宇野薫に負けた頃から勢いが感じられなくなって、ちょこちょこ負けが増える。ほんでその頃PRIDEを中心に、日本人格闘家=桜庭和志になる。
どんどん進化する総合格闘技に取り残されるかのように見えるルミナに輝きがなくなってくる。打たれ弱くなっていることも思い知らされる。
今回、10年ぶりに開催されたバーリトゥード・ジャパンのルミナはすごく動きもよかった。相手に打撃で押して、パンチもキックもいい感じで。
右のローキックが徐々に効いて、相手が嫌がり始める。
そこに右ローをフェイントにした右のストレート、スーパーマンパンチがヒット、パウンドを畳み掛けて見事なKO勝ち!
スッキリした勝ちを久々に見た!すげー!すげー!
リング上のインタビューで
「ありがとうございます! ほんと久々のオレらしい勝利なんで、今までお待たせしました。これがオレです。This is ルミナ!」
そして今後について聞かれて
「もうあと何試合できるかわからないけど、もうちょっとだけ頑張ってみます。残り少ないオレの格闘技人生、最後まで見守ってください。」
これは泣けるー
ここで、あーやっぱりこれは大きなドラマや、自分目線で考えた時に、10年前に雑誌で見た佐藤ルミナからこの日のルミナまで、長い長いドラマやったんやと。それはまだ続くんやなあと。