天ぷらのお店へ行ってきました。
心斎橋そごうの上にあった「一宝 天寅」が移転。淀屋橋駅付近、御堂筋から一本西のわかりやすく落ち着いた一角にありました。
カウンターだけの綺麗な店内。
晩はコース1種類のみで、天ぷら10種類ぐらいあります。1個1個丁寧に順番に。聞けばどんなものか詳しく教えてくれます。
シラサエビ。この時、小さいシラサエビ、大きいシラサエビ、車エビがあるというのでそれぞれ揚げてもらい食べ比べをしました。先に言われてるからよくわかったんでしょうが、味の違い甘さの違いがよくわかり、自分はこの日小さいシラサエビが一番おいしかった。
ここでうまく揚がった天ぷら衣の見方を教えてもらいます。細かい目で尖ってはねてる衣がよくて、衣の隙間からほどよく水分が出てパリっとした食感になるそうです。そうやるには食材ごとにベストな揚げ時間や温度があって、かなり奥深い世界であることを知りました。
エビの頭も揚げてくれます。なんのひっかかりもなくパリパリいただける。
ほたて貝柱に海苔をつけたもの。ほたてには海苔をつけるほうが天ぷらの衣が薄く綺麗につくかららしいです。
あと、大根おろしも出汁にドカッと入れてしまうのがいいと。なんとなくわさび醤油のように大根おろしはちょっとずつつけるものかと思ってたんですが、あの大衆海鮮居酒屋ノリのドカ入れがベストらしい。
天ぷらに合うお酒をいただきつつ!
たら白子。たまらん。
揚げだし餅。これもこだわりの餅らしいです。
穴子!肉厚!
今度は大葉を巻いたシラサエビ!やっぱりおいおしい。
「今日のマイタケおいしいでしょ?」言われたんですが、正直この絶妙の揚がり方なら自分からしたらどれもめちゃくちゃおいしいです。
「得意なんです」と出してもらった椎茸。かなり分厚くてジューシーでそらもう、メイン張れるおいしさでした。
締めはかき揚げを乗せたお茶漬け「天茶」 ほうじ茶でいただきます。天丼も選べるようです。最後流し込む時はさっぱり。
店主の関さんがなんでも教えてくれます。
これだけ食べてももたれない天ぷら。すすむ酒。持って帰れる知識。食を楽しむ最高の店です。