最後を見てきました。前編が良かっただけに期待して。

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パラサイト(そういえば映画版は寄生生物って言うてるような気が?)を殺し続ける新一とミギー、新一を心配する里美、新一とミギーを人間とパラサイト共存の希望として観察する田宮良子、田宮に従いながらも新一を消したい市長の広川と後藤その他、田宮に頼まれて新一を追う倉森、パラサイトに関する重要人物として新一を追う刑事、パラサイトを見分ける能力で警察に協力する囚人で殺人鬼の浦上。

全編通じて、やっぱり深津絵里が演じる田宮良子の一言一言が重く、まっすぐ見つめて無感情でゆっくりしゃべるあの感じが強く印象に残ります。さらに仲間のパラサイトに狙われた時の圧倒的な強さもシブい!「3人いれば勝てると思ったのか?」は原作と同じく最強の顔でした。
倉森を殺しに行ったパラサイトが娘だけを殺して帰ってきたことに怒り「お前達は人間というものをまだわかっていない」「大事な人間を殺された怒りは狂気を帯びる」とか、

人間と我々が大きく違う点・・・それは人間が何十、何百、何万、何十万と集まって一つの生き物だと言うこと。人間は自分の頭以外にもう一つの巨大な「脳」を持っている。それに逆らったとき、寄生生物は敗北するわ。

このセリフのタイミングで警察の特殊部隊(SATってやつ?)が整列し銃撃訓練をし指揮官がまとめてるシーン。
後にこのSATが市役所を包囲してパラサイト一斉攻撃を始めます。この時の原作での作戦会議のところとか好きなんですけどね。1人ずつ歩かせてスキャナーで判断してすみやかにバスで隠して心臓をショットガンで撃ち抜き駆除していく・・・そのへんの前準備シーンが映画ではなかったので、唐突な感がありました。市役所を狙うって決めるシーンあったっけ??

原作でも最重要な場面である、子供を新一に預け死ぬ時の名セリフはそのままの言葉で見事に演じてくれました。

ずうっと考えていた・・・
私は何のためにこの世に生まれてきたのかと・・・
一つの疑問が解けるとまた次の・・・疑問がわいてくる・・・
始まりを求め・・・
終わりを求め・・・
考えながら ただ ずっと 歩いていた・・・
何処まで行っても同じかもしれないし・・・
歩くのを辞めてみるならそれもいい・・・
全ての終わりが告げられても・・・「ああ そうか」と思うだけだ

正直ここの意味はよくわかりません。いつかわかるのか?ただものすごい名言感だけは感じます。
そして田宮最後の言葉

この前人間のまねをして大声で笑ってみた・・・・・
なかなか気分が良かったぞ・・・・・

人間以外の生物からの客観的な見方、この作品の哲学的な部分が一番わかりやすい20世紀の漫画界が誇る名シーンだと思うので、このシーンはもっともっとしっかり作ってくれてもよかった。そういう意味ではここも・・・

人間に寄生し生物全体のバランスを保つ役割を担う我々から比べれば、人間どもこそ地球を蝕む寄生虫!!
いや・・・・・・寄生獣か!

市役所でSATに撃たれる前の市長広川のセリフ。ここでだけ「寄生獣」という言葉が使われます。北村一輝の迫力素晴らしいので、演説まだ長くてもよかったかな。

後藤と最後に戦う場所がゴミ焼却場かなんかかな?通路があってゴミが散らばってて周りは炎がボウボウ・・・ほんまにあんな地獄みたいなとこなんですかね?
その後藤も良かったんですが強さを感じるシーンも少なくてもうちょっと決戦まで盛り上げて欲しかったですね。あと原作では後藤の弱点とされた脇腹っていうのもなかったし、そこへゴミの中から拾う鉄の棒を突き刺すところ・・・あの「これは先はどうなっている?先が尖ってないかもしれないし、もっともっと大きくて抜けないかもしれない」って迷いながらも賭けに出て拾うあそこもすごい好きなんですが、迷いなくいきなり見つけた棒を取って刺すっていうえらく運がいいみたいになってましたが、まあ普通に見れました。
最後の浦上を一撃殴った後ミギーの目覚めで里美を救い屋上で寄り添うところ・・・原作と同じように「浦上ほっといて大丈夫?」って思いました。

とりあえず絵的にもキャスト的にも見事に名作「寄生獣」を実写化してくれました。正直なところ前編の方が満足感高かったですが、完結編にもし完全版とか長いバージョンがあるならそれは是非そっちで見たい。あることを強く願います。