UFC Fight Night Miocic vs Hunt
May 9, 2015 Adelaide, Australia Adelaide Entertainment Centre
UFC Fight Pass
UFCオーストラリア大会のメイン、前回ファブリシオ・ヴェウドゥムとのヘビー級暫定王座決定戦でKO負けして以来マーク・ハントが登場。復帰に厳しい相手、前戦でジュニオール・ドス・サントスと互角の勝負をしたスティペ・ミオシッチ。
Stipe Miocic 12-2-0(W-L-D)
Mark Hunt 10-9-1(W-L-D)
始まってハントが軽く出した左フックがミオシッチのアゴをかすめて反応ができてない感じ・・・「お、いける?」とさっそく思いました。皆ハントのイメージと実際向き合った時とではスピード感が違うんかなと勝手に想像。そしていつもスタンド重視のミオシッチがタックルに、転ばされたハント「おいおい」と思った瞬間ハントが立ち上がる!おお!調子良さそう!
しかしスタンドでの攻防が進み3分過ぎ・・ハントの顔に疲れが。そしてまたタックルで倒され次はしっかり押さえられ・・パウンドとエルボー。脱出は難しそうで削られました。
そこからミオシッチは完全にタックルとパウンドで削る作戦に。ダメージを溜めスタミナを削られるハント。
なんとか起きて反撃も思うように続けられず・・・
3R,4Rと同じように削られるも反撃をやめないハントにレフェリーも止めずでどんどん腫れていく顔。
最終5Rでやっとストップがかかりました。今回のレフェリングは問題になりそうです。
最初スタンドでいけそうに見えただけにショックでした。やっぱりハントがチャンピオンになるところは見たいので。
ミオシッチは今回の試合を見てるとどうもヘビー級トップには食い込めないような気がします。
Metamoris 6
Josh Barnett vs Ryron Gracie
一方同じ5月9日カリフォルニアで開催されたグラップリングの興行メタモリスでジョシュ・バーネットとヒーロン・グレイシーが対決。
ジョシュが首取るところでヒーロン引き込み、潰してサイド、そこからポジション取り合いで最後はヒーロンが下から足で胴を抱えたところアンクルホールド・・緊張感あるおもしろい攻防でした。グレイシーからグラップリングで一本取るなんてひと昔前なら狂喜乱舞でしたが今は充分あり得ると同時にグレイシーの技術もかなり高く評価されてるように見えます。しかし会場が前までと変わってテレビ収録みたいな雰囲気ですね。
このジョシュはUFC契約中のはずですが、次はいつになるんでしょうか。
合わせてUFCヘビー級ランキング
Champion : Cain Velasquez
1 Fabricio Werdum (Interim Champion)
2 Junior Dos Santos
3 Travis Browne
4 Stipe Miocic
5 Mark Hunt
6 Josh Barnett
7 Andrei Arlovski
8 Alistair Overeem
9 Ben Rothwell
10 Frank Mir
11 Roy Nelson
12 Matt Mitrione
13 Antonio Silva
14 Stefan Struve
15 Mirko Cro Cop
5月23日UFC187で3位ブラウンと7位アルロフスキー。ジョシュとアリスターという大物食いをしてるブラウンに対して、ブラウンをKOしたアントニオ・シウバ含んだ相手に連勝中のアルロフスキー。内容によっては次期挑戦者になりえる試合。
6月6日に12位ミトリオンと9位ロズウェル。3連続KO勝利のミトリオンと2連続KO勝利のロズウェル。ロズウェルはアリスターも倒して経験は上か。
6月13日UFC188でやっと実現、ヘビー級王座統一戦ベラスケスとファブリシオ。ベラスケスはなんと1年8ヶ月ぶりぐらいになる試合、ファブリシオは負けもありながらここ一番を勝ってきた完成度の高い全盛期。どちらも精神的にも肉体的にも強くてレベルの高い試合になりそうです。
ジョシュがここに絡んでいくとなると・・上位ではドス・サントス、下位ではアリスターですかね。もしファブリシオが勝てば次ドス・サントスが挑戦でもいいし、ジョシュとミオシッチでもいいですね。ちょっと盛り上がりに欠けてたヘビー級戦線が最近おもしろくなってきたと思います。