力道山 vs ルー・テーズ

YouTubeに出てたひとつの試合ダイジェストを見て。

昭和32年とタイトルにあります。「プロレス世界選手権」と書かれています。wikiを見たらこの年ルー・テーズが初来日でこのタイトルはNWA世界ヘビー級とのこと。1905年フランク・ゴッチから現王者の天山広吉まで続いている歴史の長いタイトルです。ルー・テーズ伝説の936連勝の時期なので全盛期といっていい時に来てます。日本プロレスは当時の業界でも大きい存在やったのかもしれません。

この時代の映像を初めて見た時に驚いたのがテンポの速さ。またこの動画では特にルー・テーズの受けの派手さに驚きました。タックルでの吹っ飛び方やショルダースルーで綺麗にまっすぐの回転受け身じゃなく少し斜めで行く感じがもうショーン・マイケルズみたいです。絵的に華麗でワクワクさせられる受け。
岩石落としことバックドロップは高く上げてから膝を落としながら叩き付けるこの形が「ヘソで投げる」テーズ式なんですかね。力道山はチョップ以外のフィニッシュはボディスラム。テーズはチョップの受けも良いですね。ダウンカウント取るんですねこの時代。

当時の日本で放送するにはやっぱり「日本人が外人をバッタバッタとなぎ倒す」ような、古い表現「ちぎっては投げ」みたいなイメージにぴったりの力道山の攻撃とテーズの受け。まあでもこの日本プロレスブームの先駆けは力道山&木村政彦 vs シャープ兄弟だと思うのでまた次はそっちをじっくり見たいと思います。
とりあえず全盛期のルー・テーズは現代のアメプロでも通用しそうです。