いろいろ見て行く中でも怖めの話が多く、感動的な話やなんやかんやあるんですが、印象深いのが「不思議な商品シリーズ」とも言われる路上で不思議な商品を売る老婆が登場するシリーズです。

この「もどるパラシュート」では主人公で独身72歳の森下鉄というじいさんがひとり寂しく「若い時にもっと積極的に生きておくべきだった」と悔やみながら老婆を見かけて「もどる蓄音機」を買うところから始まります。この蓄音機で音楽を聴くと今時の若者が聴く音楽に変わりそれに慣れて「若い気持ちを取り戻す」らしいです。

そういう感じで進むんですが、このじいさんの理解の速さがものすごいです。1回の出来事ですべて理解して自分の中で説明します。あと最初気になったんですが、蓄音機を売ってる老婆の所へ行く際には「こんにちは」と近づき「いらっしゃいませ」と言われて初めて商品に気づいたので、このじいさん最初は老婆に声かけるためだけで近寄っています。同世代の女性がいるのを見つけて声をかけたほとんどナンパです。じゅうぶん気は若いです。

クラブで押されて「立ってることができんかった」ことだけに対応するかのような、「もどるペンダント」のダルマのごとく倒れないっていう効果。それによって成立した2015年でも理解不能な「わしの動きは最先端のステップとなり~」からのカリスマダンサー。外でハンバーガー食いながら将来の話をする若者。「俺的には~」「ってカンジ」とか脚本の人たぶん苦手なところすごい必死に考えてはるな~と。

最後「もどるパラシュート」を使うまでの「さっそく飛行機をチャーター」でき、インストラクターもつけずにめちゃめちゃ慣れた感じで飛べるこのじいさんは元々いったい何者なんでしょうか。オチの強引さまで含めていろんな意味でものすごい回です。