1 vs 1での試合が普通ですが、数年前からちょっと特殊なMMA(総合格闘技)ルールの試合がけっこうあるみたいなので調べてみました。
昔からバーリ・トゥード、異種格闘技戦、総合格闘技、MMAといろんな言い方されてきたこの格闘技はもう当たり前のように1対1で行われてきました。そらそうです。柔道もレスリングもボクシングもサンボも全部そうです。団体戦があっても実際にその試合で肌を合わすのは1対1です。2対2とかそういう発想はプロレスぐらいで、今の時代プロレスをリアルと考えないとして、やっぱり1対1以外の形式は特殊です。
アルティメットロワイヤル
新日本プロレスワールドで視聴
日本で「特殊な形式のMMA」といえば新日本プロレスが2005年にした「黒歴史」といわれるアルティメットロワイヤルという謎だらけの試合があります。
アントニオ猪木が「もうバトルロイヤルでやってしまえ」みたいなこと言うたのを8人の選手を用意してほんまにやろうとしたものの、当日急なルール変更で「同じリングで2試合同時に始まるけど戦うのは1対1で」っていう・・よくわからん。それで勝ち上がりで優勝を決めるというものでした。
寝技になったらレフェリーが2試合の間に立って壁を作る様子はもう道場のスパーリング風景そのものです。そして明らかに「プロレス」でした。怖いぐらいの観客と選手の溜息と疑問が東京ドームを襲ったでしょう。絵的にも謎、展開も謎、優勝の重みも謎。
これは特別例として置いといて・・・世界に目を向けてみました。
3 way fight
誰かもどこの団体かもよくわかりませんが、3選手同時の試合がありました。
ちゃんとハイキックKOなってますが、正直2人がかりで潰された日には感情をどうしていいかわかりませんね。また個人的な恨みでもないと背後から襲ったりするのも気が引けるし・・勝った選手が強いのはわかるが、やる意味はちょっとわからないですね。
タッグマッチ
これも詳細は不明。どうやらタッチで選手変わって5秒カウントされる間は2人両方が攻撃していいみたいです。
ちょっとおもしろいですね。意外とそういうものなのかもしれないが、この5秒が全然うまく使えてない感じ笑ってしまいます。これ想像したら1人と組んで無防備な脇腹に一撃強烈なのをいきなりもらったらもう終わりのような気がしますが、、、
5 vs 5のチーム戦「Team Fighting Championship」
Youtubeチャンネル
演出もちゃんとしててテレビ番組として?成立してるっぽい団体です。完全に、先に1人倒した方が勝ちますね。またグラウンド相手の頭部へのキックもOKみたいでルール的にも過激。ガードポジション下で腕狙ってる時とか突然来た奴にパウンドされたらもう戦意喪失なります。危険度はかなり高いでしょうね。これは戦術考えて進化したらおもしろくなさそうやし、勝手なイメージですがこれで勝ってる選手はプライベートで問題起こしそうです。
特別ステージで戦う「Hip Show」
Youtubeチャンネル
ロシアのテレビ番組のショーとして「筋肉番付」みたいなノリですかね?特殊なステージでの戦いで、2対2や3対3でヘッドギアつけてポイント制もちゃんとしてるようです。
サイト見たら、ハイキックと投げが1P、ノックダウンとサブミッションが3P、ノックアウトで5P。2分3R。ほかにも状況によりいろいろルールがあるみたい。
高い場所と低い場所で向かい合う時にどっちが有利とかあるのかないのか、逃げる方追う方の有利不利はあるのか、チーム2人が高い場所移動したりするのは作戦なのか、ロープはどう使うのか。腕取られて耐えてる時に足関節もとられたり地獄のシーンもあり、逃げ回る選手がジャッキー・チェンばりに地形利用して逃げたりと、見所は多そうです。大けがだけは起きないよう願いつつ・・・
結論として、やっぱり1対1が一番技術も攻防も見えて格闘技と成立してると思いますが、「HipShow」は別物のMMAショーとして見てたいですね。