Floyd “Money” Mayweather vs Andre Berto
MGM Grand Garden Arena Saturday, September 12th
フロイド・メイウェザーvsアンドレ・ベルト
WOWOWメンバーズオンデマンド(2016年3月12日まで)

今年5月に世紀の一戦マニー・パッキャオ戦に勝利したメイウェザーが現役最後の試合として組まれたアンドレ・ベルト戦。
ここまで圧倒的勝利が続いてるメイウェザーに対して最近の戦績がイマイチなベルトということで、最後に安全な相手を選んだとか、意味のない試合とか言われつつ皆たぶん「頼むからベルトにやられるなんてことはやめてくれよ」と思ってるんじゃないでしょうか。
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始まってすぐメイウェザーが遠めから速いジャブ。いきなりリーチ差をモロに感じる攻防でベルトの反撃は当たらず、ジャブ、左フック、そしてボディへのジャブも踏み込み速く槍みたいに刺さる。打ってすぐ打ち返すってこともできないベルト。ここまで差があるかっていう1,2R。
徐々に距離を詰めて大振りでペースを掴みにくるベルトに手数が減るメイウェザー。だんだんベルトが試合を動かしてきたか?と思いきやメイウェザーがカウンターの右!ぐらつくベルト。やっぱり支配してるのはメイウェザー!と誰もが思ったでしょうが、ベルトはひるむことなく出続けました。
中盤に入ってガンガン出て来るベルトに対してメイウェザーも応える形で打ち合いに。この人はディフェンスの天才なだけでなく当てるのもすごい。かわしながらボディと顔面に確実に当てます。たまに大きな右も打ち込み、攻勢の印象を絶対崩さないような。
気が付けばいつも通りというか、よけるメイウェザー、当たらない相手の攻撃、確実にヒットさせるメイウェザー、ポイントは明らかにメイウェザー。そういうラウンドが続きます。ただ時折ベルトが浅くても左フック当てるので会場は沸き、しらけた空気にはならず。
そしてさすがスーパースター、たまに打ち合いシーンに入るだけで「歴史的瞬間来るか!?」って雰囲気がします。フックやアッパーを寸前でかわしながら返して打ち込むメイウェザー。天才の動き。あの瞬間なんて本人どんな気分なんでしょうね。
10Rにはお互い何か文句?言い合いながらの打ち合い。レフェリーからの注意受けてさらに打ち合い。なんやかんやでこの2人噛み合ってる方かなと思えてきます。マルコス・マイダナの当たらんラリアット戦法よりよっぽどおもしろい。しかしスローが出るとベルトの3発を全部よけて1発綺麗に入れるメイウェザーの妙技で会場ため息。
最終12R、メイウェザー最後のラウンドとなるここでも変わらず、ラスト20秒ぐらいにもらった左アッパーでぐらつくベルト。そして残り10秒のカチカチと同時に手を上げてステップを踏み踊り回るメイウェザー。現代のボクシングを最後まで翻弄した天才の最後の試合も判定勝ち。49戦全勝でキャリアを終える宣言。


誰もがパッキャオとの再戦、50戦目をしてほしいと思ってる中、本当にこのまま引退するんでしょうか?