UFC198 Brazil

UFC 198 Werdum vs Miocic
May 14, 2016 Curitiba, Brazil Arena da Baixada
UFC fight pass

UFCブラジル大会。話題のUFC200にもひけをとらない豪華さでブラジル選手層の厚さを感じます。
Exclusive Fight Pass Prelims
ファイトパスプレリミでホジェリオ・ノゲイラが登場!
Antonio Rogerio Nogueira 21-7-0(W-L-D)
Patrick Cummins 8-3-0(W-L-D)
レスリング&パウンドのみでいくイメージのパトリック・カミンズなので怖さはなかったと思うけど、早々にノゲイラ得意のボクシング距離で左ストレート当てて効かせて、確実に当てていき金網際でダウンとりパウンド効かせて、立たれたところ打ち込みレフェリーストップ。兄ノゲイラのブレンダン・シャウブ戦を思い出すようなKO勝利で会場爆発でした。終わってからのノゲイラ兄弟の抱擁に感動。


写真 2016-05-15 9 05 51

Prelims
フランシスコ・トリナウド vs ヤンシー・メデイロス根性の乱打戦に燃え、チアゴ・サントスとネイサン・マーコートの緊張感とKOに沸き、なかなか調子良い盛り上がりを見せる大会。また注目の試合。

Demian Maia 22-6-0(W-L-D)
Matt Brown 22-13-0(W-L-D)
完全に組みを警戒するブラウンと、それ行くしかないって気持ちのマイアでプレッシャーに差があったのか早々にマイアがタックルから得意のバック取りチョーク狙い。金網背負って立つブラウン、がっちり離れないマイアが四の字ロックでまたひきずり落として・・・なかなか極めさせないブラウン、腕取りに切り替えたマイアの隙ついて正面向いて1R終了。強い時間のマイアをとりあえず耐えた感じ。
2R早速タックルのマイア、なんとか切って戻すもまたタックル押し込まれテイクダウン。すぐバック取ったマイアがまた同じ展開。防ぎつつどうしていいかわからん顔のブラウン。両腕抱えてブレイク狙いにも見えるけどマイアはいろいろ変えて極めに来る。強いけど相手はおもんないやろうなあ〜・・
3R一気にプレッシャーかけて出ていくブラウンに勢いのないタックルを繰り返し切られまくるマイア。遂に力尽きたか?と思うところマイアの軽めのパンチで後ろに倒れ、ブラウンが追い打ちに行くとマイアが脚掴みそのまま金網押し込みテイクダウン!狙ってたんならおそろしい。そこからまた同じようにバック地獄。
完全に疲れて嫌になって集中力が切れたみたいなところでがちっとマイアの腕が入り諦めたかのようにブラウンがタップ。おそろしく強いけど、タイトル挑戦はまわってこなさそうですね。

Main card
Warlley Alves 11-0-0(W-L-D)
Bryan Barberena 11-3-0(W-L-D)
11戦全勝の新鋭ワーリー・アウヴェスと、前回人気のセイジ・ノースカットを破ったブライアン”バンバン”バーバリーナ。この名前好き。
速攻でアウヴェスが首取りギロチンに行くも極めさせず、しかしアウヴェスのキックがよくスタンドでもなかなかペース掴めず。2Rぐらいからバーバリーナ動き落ちへんな〜と思ってたら3R一気にパンチバシバシ当て始め、倒しはできんかったが判定勝利。ノースカットに続いての新鋭狩り!

Mauricio Rua 23-10-0(W-L-D)
Corey Anderson 9-1-0(W-L-D)
さあ、ぼくらの青春PRIDEの顔マウリシオ・ショーグン。相手は連勝中コーリー・アンダーソン。
スタンド展開。リーチとスピードに勝るアンダーソンがいい右を入れ始めたところでショーグンに不穏な空気。コツコツとアンダーソンのパンチが効いてきて1R終盤しのいでくれよ〜と思ってたらショーグンの左がヒット!ぐらついて倒れてパウンド行くも終了。
2Rからアンダーソンがタックル狙いに。金網押し込み倒すもすぐ立つショーグン。またタックルの展開。ポイントやばいなーと思ってたら次は蹴り脚とっての右でまた終盤ダウン奪取!
3Rはひたすらクリンチとタックルのアンダーソンを耐えきり、微妙な2-1でショーグン勝利!ほっとした。途中の一撃があるとないとでは次の試合への夢の広がり具合が変わってくるので良かった。

ここでUFC殿堂入りとしてアントニオ・ホドリゴ・ノゲイラが紹介されました。レジェンド!

Cris Cyborg 15-1-0(W-L-D)
Leslie Smith 8-6-1(W-L-D)
遂に来ました。女子格闘技最強最大の大物クリス・サイボーグのUFC初登場。


ものすごい歓声の中いよいよ開始。140キャッチウェイトながらいつも通り調子は良さそう。そしてスミスが1発出すとそれをかわしながらフック3発!もう、全盛期のヴァンダレイ・シウバみたい。そこですでにスタンドでの実力差がモロに出てスミスが下がりだしたらもう独壇場ということでサイボーグ地獄のフック連打でスミスは沈みパウンドアウト。やっぱり怪物女子。UFC女子バンタム級が135ポンドなので、今回の139ポンドからまだ落とせるのか、もしくはフェザー級新設はあり得るのか。見たいけど見たいけど、実現難しそうながら、ロンダ・ラウジー戦、ホーリー・ホルム戦、ミーシャ・テイト戦が見たい。

Ronaldo Souza 22-4-0(W-L-D)
Vitor Belfort 25-11-0(W-L-D)
そしてこの2人。UFCとPRIDEとDREAMそしてUFCと長く歴史を見てきた2人の試合は感慨深く、どっちも応援したくなります。
試合、ビクトーはいつも通り静かに待ってチャンスを狙う・・・しかしジャカレイのタックルが速い、低い、足首とって倒して上へ。ハーフからエルボーでビクトーがカット流血!チェック入って再開、スタンドに戻るもジャカレイうまく倒してパウンド再開、的確に当ててマウントで仕留めました。ビクトーの気合いとポテンシャルはまだ充実してそうながら反応が明らかに遅くなってるような、ちょっと寂しい感がありました。ジャカレイは次こそタイトル挑戦してほしい。

Fabricio Werdum 20-5-1(W-L-D)
Stipe Miocic 14-2-0(W-L-D)
ファブリシオがずっと余裕の表情。ミオシッチは堅く見えます。
スタンドでファブリシオが速いローとパンチで先手先手。ミオシッチが打ってきたらさっと低い胴タックルと思いきや片足とったりうまく狙うも取れず。ファブリシオが多彩に攻めるのでよく見てるのかミオシッチは待つように。ミオシッチ大振りの右はよけられ、ファブリシオのパンチが当たり始めガンガン前に出たところ逆にミオシッチの右一撃、ちょっと足揃ったかな?と思いましたが構わず追いかけ打っていったところバックステップしながらミオシッチの右フックがアゴにヒット!完全失神と見える倒れ方で新チャンピオンが誕生しました。


アリスター・オーフレイムに今年タイトル獲って欲しかったのでファブリシオ勝利願ってたんですが、これはこれでミオシッチとケイン・ヴェラスケス戦が楽しみになってきました。徐々に盛り上がってきたヘビー級!