ゲーオK-1連覇

K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~-65kg世界最強決定トーナメント~
2016年6月24日(金) 国立代々木競技場第二体育館

第1試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・リザーブファイト/3分3R・延長1R
木村“フィリップ”ミノル(Fighting Kairos/マイウェイジム)
VS
NOMAN(DTS GYM)
世界トーナメントのリザーブファイトが日本人同士ってのも変な感じしますが・・・
プレッシャーかけて左右のボディアッパー入れてたまに上打つ木村が試合を支配。ローキックぐらいしか出せないNOMANに最終でラッシュに行くも深追いせず正確に当てる感じで、ストレート、フックと当たりアゴにもらったNOMANがダウン。残り時間少なくそのまま判定で木村。

第2試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・一回戦①/3分3R・延長1R
山崎 秀晃(K-1ジム・チームドラゴン)
VS
スタニスラブ・レニタ(Lion Club)
ヨーロッパの小さな国モルドバの若者がK-1でモルドバを世界に知ってもらう・・と煽りで発言。昔からK-1はそういう場でもあるのを思い出します。
試合では山崎がレニタとのリーチ差を感じさせるキックとジャブ中心の組み立て。距離離して近くなればボディへのヒザで止める。レニタは大振りのフックで入っていくも山崎が全部見えてるかのようにコントロール。レニタのガードが固く顔へのクリーンヒットは難しかったっぽいですが、圧倒的に判定で山崎。

第3試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・一回戦②/3分3R・延長1R
イリアス・ブライド(Fighting Talents)
VS
クリス・マセーリ(Stockade Muay Thai)
リーチというよりパンチの伸びがすごいブライドのストレートそして左ボディアッパーが入る入る。さらにスウェーがかなり反るので近い距離でかわしすぐ返し。マセーリもボディが明らかに効いてるものの上のガードは堅く決定打をもらわず。
2Rパンチからコーナーへ詰めたブライドがパンチと膝蹴りでラッシュ、マセーリ遂にダウン。立ち上がるもまたボディで完全戦意喪失ダウンでブライド勝利。これは強いしノってる!

第4試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・一回戦③/3分3R・延長1R
マサロ・グランダー(Mike’s Gym)
VS
野杁 正明(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
フェイント入れながらキックを出していくグランダーに慎重な野杁。中盤から野杁も左ボディや左ミドル、前蹴りとボディ中心に攻撃。グランダーはパンチと前蹴りを打っていくも作戦を進めてるのは野杁かな?という印象。グランダーはホールドと首相撲が多くなってきて注意受けまくり、いつものK-1うっとうしいレフェリング。グランダーは火がついたのか強いパンチを続けて打ち込むように。返していく野杁、でもグランダーの方が勢いあっていつ野杁が効いてもおかしくないみたいな状態、しかしホールドでグランダーがイエローカード減点1。最悪。
3R、野杁のパンチも入ってるけどグランダー効かず倍に返す。またホールド注意受けまくるグランダーがだんだん怒ってきて遂に組んで崩して顔にヒザ!すばらしい首相撲を見せてくれたけどイエローカード。最悪。
そのまま判定で野杁。K-1の残念なところ爆発の試合でした。

第5試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・一回戦④/3分3R・延長1R
ゲーオ・ウィラサクレック(WSRフェアテックスジム)
VS
HIROYA(TRY HARD GYM)
王者ゲーオが来ました。自信満々のHIROYA。
試合、、、ゲーオがワンツー!左ストレートでHIROYAダウン!
立ち上がるもまた左ストレートでダウン!37秒まさかの決着でゲーオ圧勝。

第8試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・準決勝戦①/3分3R・延長1R
山崎 秀晃(K-1ジム・チームドラゴン)
VS
イリアス・ブライド(Fighting Talents)
速攻きたブライドの右にクロスカウンターで山崎の右!解説の魔娑斗は大振りなのが怖いと言うもののしっかり正確。ブライド出てきたらヒザ蹴り。徐々にブライドの手数が増えて来たところで1R終了。
さっきから振らせてるブライドの左フックがヒット…と思ったけどスローでは当たってませんでした。しかしブライドペースになってきたかというところで山崎がボディにヒザ蹴り!そこからラッシュラッシュ。ちょっと効かせたかもという2R終了。
ヒザ蹴りやボディへの後ろ回しを当てていく山崎、右のオーバーハンド当てるブライド。2回ぐらい右もらったなーと思ったら次の右に左フックを合わせる山崎。またボディへヒザ。常に蹴って行った山崎有利かな?で終了。
判定…なんと1-0山崎で引き分け延長!
延長は山崎のパンチがガードされ、まさかのブライドのローが効いて判定ブライド!残念。

第9試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・準決勝戦②/3分3R・延長1R
野杁 正明(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
VS
ゲーオ・ウィラサクレック(WSRフェアテックスジム)
慎重な野杁、ゲーオの左がまた伸びる。サウスポーに変えた野扖が右のジャブ、アゴに受けたゲーオが下がる!野扖の左ハイ、左ローが当たる。
2R、オーソドックスで始める野扖が右ストレートを当てる!ゲーオが強く出てきたらまたサウスポーに変えて野扖が打っていくがゲーオのヒザがローブローに。かなり効いて倒れる野扖。
再開してゲーオ右ジャブ連打からストレート、ハイで効かせる。必死に野扖守りながらオーソドックスから右フックを当てる。
最終3R、ガード上からゲーオの強烈なパンチ。ゲーオの猛攻に野扖やっと1発返すぐらい、でもアゴにしっかり入る、でも効かず。最後まで必死に攻めるが手数はゲーオ。判定ゲーオ!

第11試合/スーパーファイト/-57kg契約/3分3R・延長1R
武尊(K-1ジム・チームドラゴン)
VS
小澤 海斗(K-1ジムEBISU小比類巻道場)


武尊からミドルキック、小澤もミドル、ロー蹴ればロー、ミドルならミドルとお互いどっちの蹴りが強いかみたいな蹴り合いと殴り合い。その中にパンチコンビネーション入れる武尊に対して小澤はハイと後ろ廻し。武尊の右ストレートから左ローがバシバシ入る。武尊の右ヒザがボディに入り効いたか、止まった小澤に武尊笑いながらラッシュ。耐える小澤も返してバックブロー、フック。
2Rも技術の高い打ち合い。武尊ちょっと距離開けると小澤のハイから後ろ廻しが飛んで来てヒヤッと。お互い引かず、最終3Rには小澤バックブローとフックをかすめて武尊ちょっと効いたか?ダウン気味のスリップ。しかし武尊がまたボディ打つと動き止まり、お互い最後まで打ち合い打ち合い、武尊の笑いながらのラッシュで終了。判定は武尊。
余裕感じさせる表情かつ若干正確さに勝った武尊が勝利。おもしろい試合でした。

第12試合/K-1 WORLD GP 2016 -65kg世界最強決定トーナメント・決勝戦/3分3R・延長1R
イリアス・ブライド(Fighting Talents)
VS
ゲーオ・ウィラサクレック(WSRフェアテックスジム)
決勝戦。顔にダメージ残るブライド、疲れなさそうに見えるゲーオ。
ゴングと同時に左ローを出していくゲーオ。強烈な左右のローとパンチでガンガン手数出すゲーオ、耐えて耐えてやっと手を出し始めたブライドの攻撃もものともせず、ゲーオのボディへのヒザが強烈に入り体浮くブライド。そこからはパンチからのヒザで完全に効かされダウン。立つもまたもらってダウン。完璧なKOでゲーオが圧倒的優勝。

しかし盛り上がるK-1。トーナメントも豪華でワンマッチも武尊がやっぱり盛り上げますね。そろそろグレゴリアン見たいけど、階級がさらに細分化されるのが良く出るか悪く出るか。とりあえずホールドをゆるめて欲しい。