まさかの正式決定。
ボクシング世界5階級制覇 49戦全勝のスーパースター、フロイド・メイウェザー・ジュニア。
UFC2階級制覇 MMA史上最高のスーパースター、コナー・マクレガー。
8月26日、この2人のボクシングルール3分12Rでの直接対決。
日本時間2017年6月15日の朝、facebookやtwitterで駆け巡ったニュースを見て上海のホテルで声をあげました。
「メイウェザー対マクレガー」夢対戦が正式決定 8月26日にラスベガスで激突(デイリースポーツ) – Yahoo!ニュース https://t.co/euVeaE24Sj @YahooNewsTopics
— 堀江ガンツ (@horie_gantz) 2017年6月14日
そしてこれ見てウォー!なってるとこ当の本人マクレガーのツイートが・・・メイウェザー父!おもろい。
THE FIGHT IS ON. pic.twitter.com/KhW0u3jRft
— Conor McGregor (@TheNotoriousMMA) 2017年6月14日
UFC公式からも。
THE FIGHT IS ON! #MayweatherMcGregor | Aug. 26 @TMobileArena | @DanaWhite spills details ➡️ https://t.co/QMkNkilfxE pic.twitter.com/KLKaLdWms2
— UFC (@ufc) 2017年6月14日
そして開催はSHOWTIMEということでそっちの公式にも。
そして楽しみだったのがプレスカンファレンスのワールドツアー!
挑発合戦を4都市回って繰り広げるというビッグマッチならではのやつ。ある意味2人の本領発揮はここかもしれません。
2017.7.11 ロサンゼルス
the Staples Center in Los Angeles, California.
初めて2人が同じ空間に立ち、向かい合った瞬間湧き上がる観衆、こちらも背筋ゾクゾク。
まずマクレガーが着て来たストライプのスーツ。これがアップでみるとなんと「FUCK YOU FUCK YOU FUCK YOU….」となってる、最高に粋で攻撃的な特注デザイン!いつものビシッとした着こなしがあるからこそ素晴らしい。
The suit says fuck you pic.twitter.com/y5pargzIsC
— Conor McGregor (@TheNotoriousMMA) 2017年7月12日
ここでマクレガーが、ボクシングルールでやることに関して「モハメド・アリは日本でアントニオ猪木とMMAで戦った」と例を出してメイウェザー批判。この試合を口に出すところで、これもMMAと言うジャンルを代表してボクシングのスーパースターに挑むつもりなのかなと。
対するメイウェザーは余裕見せつつまくし立てると、マクレガーが後ろからチャチャ入れ。2人ともFuckやBitchや言いまくり。するとマクレガーのマイクがオフに!
互いに何をそんなに言うことあるのか?ってぐらい罵り合って歴史的な1日が終わりました。
2017.7.12 トロント
the Budweiser Stage in Toronto, Canada.
2日目はカナダのトロント。2人とも衣装を変えて登場。ダンスしながら現れたメイウェザーにブーイング飛ぶものの、マクレガーの前に立ってビシッと指差しポーズを決め、マクレガーが応えて挑発。大歓声そしてこれもまた歴史に残りそうなシーン。
この日もマクレガーから。なんと用意されたマイクを手で吹っ飛ばし、自分で持ったマイクで「今日はオフにさせない」と。そして観客に対して「1、2、3のカウントでこう叫べ! Fuck the Mayweathers!!」そしてカウントと共に大観衆が叫ぶ「Fuck the Mayweathers!!!」 会場の一体感をMAXにしてさらに「Fuck Showtime,too!」と主催のShowtimeまで批判。昨日に続き空気を持って行ったマクレガー、メイウェザーの反撃はアイルランド国旗を肩にかけての挑発。この日も盛り上がりまくっての終了。
2017.7.13 ニューヨーク
Barclays Center in Brooklyn, New York.
そして来たのはNYC! マクレガーはスーツで来た2日間とは一変、裸にコート。
It's like fucking zoo lander what a shot haha @VictoriasSecret pic.twitter.com/iu4KfQDGbf
— Conor McGregor (@TheNotoriousMMA) 2017年7月14日
ここでメイウェザーが反撃。なんと札束を頭上にばら撒き始めました。かなりの量、額?が舞うステージ。余裕で見つめるマクレガー。
しかしどちらもショーマン!
2017.7.14 ロンドン
the SSE Arena, Wembley in London, England.
いよいよ最終はロンドン。マクレガー寄りの人多いかな?と思ったけどそう言えばずっとマクレガー寄りの人の方が多く感じます。この日はリング風ステージに机を置いてるのでWWEみたい。マクレガーがメイウェザーの頭をペタペタ触って挑発。
とんでもない規模と盛り上がりで世紀の一戦の期待高まるところですが、オスカー・デラホーヤやボクシング関係者には「茶番」と批判する声が多いそうです。そらもちろんボクシングへはデメリットの方が大きく見えるし、UFCでも出てきてるマネーファイト希望が増えるという懸念があるのはよくわかります。そしてMMAにとってはこの試合はMMAというジャンルのボクシングへの挑戦、ステージとしてのレベルの高さを世間にアピールする絶好の機会。日本のプロレス界がやってきたことと同じで熱い。
メイウェザーはこれが50戦目。公式記録として認められるそうなので、これで勝てば50戦全勝でロッキー・マルシアノを超える記録樹立。その上はリカルド・ロペスが51勝1引き分けなので、引き分け無しの全勝記録としてはトップになります。
マクレガーは勝てばUFCの2階級制覇という記録もはるかに超えて、ボクシングのトップクラスでも実現が難しいメイウェザー戦、それに勝てばこれは格闘技史上、スポーツ史上で大きく名前を残すことになります。これはもう他と争いようのない偉業。
MMA好きで、こういうジャンル背負った挑戦を見るのが好きな自分はマクレガーを応援しますが、大方の予想はメイウェザーが序盤にマクレガーの動きを見極めての中盤から後半勝負。そうなるとおそらくメイウェザーの鉄壁ディフェンスを崩すのは難しくマクレガーの勝機はなくなりそう。しかし「大方の予想」を覆し続けてきたマクレガーなので、期待。
ただのマネーファイト、茶番ではなくマクレガーにはそういう熱さとMMAファイターとしてのプライドを感じるので、これは見るべきやっぱり世紀の一戦なのです。