2年ぶり新日本のG1クライマックス大阪大会を見に来ました。
旧大阪府立体育会館、BODY MAKERコロシアムへ。
ラーメン食ってから行こうと難波に早めに来てウロウロしてるだけで、目につく目につく「ライオンマーク」「バレットクラブ」「キングオブストロングスタイル(中邑)」Tシャツ。ハンセン着てる人いたけどあれば別かな?
会場のここに着くまでの道が混み混み、この感じが大きなイベント感を高めプロレス盛り上がってんで!って世間へのアピールでもあるというか。
そしてグッズ売り場の密集度!タオルパーカーとTシャツが欲しかったので頑張りましたが、ここでの買い物はきつい。夏は余計に。でも大阪府立のグッズ売り場はいつもここなので仕方ない。グッズの売れ方でも人気はわかりますね。「オカダ選手のタオルパーカーは本日分は売り切れです!」って販売の人が叫んでます。
ロビーにはなんと中邑のコスプレをした少年が。ほんまWWEのように全世代に浸透してるところが素晴らしい。
いよいよ始まり、一試合目の石井智宏で盛り上がり、二試合目は天山vs矢野!天山の入場テーマはいまだにオォ!ってなります。
永田vsベンジャミン。これ10年前とかには誰も想像してなかったような対戦。永田の白目はいまだ人気で盛り上がる。ベンジャミンがアンクルロックかけた時に誰かが「ベンジャミン白目~!」言うてました。
内藤vs後藤。内藤の入場でライトの具合でこんな写真になりました。後藤がすごい人気で内藤はブーイングが多い。でもあの立ち振る舞い見てたら内藤はいっそヒールターンしてもいいんじゃないかと思いました。イメージ的にはプリンス・デビットの感じかな?ここでムタ的な変更はなかなか厳しいと思うので。
現在のIWGP王者AJスタイルズ。WWEに対抗してTNAという団体名を聞くようになってからそこのエース的存在として名前を見てただけで、試合も見てなかったしまさか今年こうなってるとは予想できませんでした。唐突感があったので実際会場の反応はどうなんかな?と思ってたけどそこそこ人気があるように見えました。このG1優勝決定の時には優勝者とAJが向かい合って立つんやろうけど、そこからさらに1.4まで引っ張れるとは今のところ思えないので・・・秋ぐらい誰かが獲るのかな?
あと異様に盛り上がっていた本間朋晃と柴田のバチバチ試合。この「頑張ってるけど大事なとこでミスしたり心折れたりでも這いつくばって立ち上がって」って感じが感情移入できるキャラなのかも。プロレスに必要な大事なポジション。ただ今日のこのメンツと並べて見てるからそういう位置づけに見えるだけであって、相当技術はすごいし魅せ方もすごいしレベルの高い人だと思います。
新日本の変化を実感したのは2年前の2月この会場で棚橋からベルトを奪ったまさかの日。レインメーカー オカダ・カズチカをしっかり見た時から、今やトップスター。この人のドロップキックを見るために今日来たんちゃうかってぐらい会場は盛り上がる。しっかり黄金パターンで締めてポーズ。
メインの棚橋vs中邑はいつも通り必殺技の応酬で激戦・・・の隙をついた丸め込みっていうイイネ!めちゃ押したくなるような展開で棚橋が勝利。
本当にブームが来てることを感じるし、老若男女で超満員の観客。特にこの何年か大阪にはすごくいいカードが用意されるしサプライズも多いです。
また今の新日本が呼ぼうと思えば呼べそうな(細かいことは知らんけど)レジェンドにも一切頼らないところがいい。G1の過去映像なんか見てたらまだ現役の長州・藤波・蝶野・武藤なんて来てもおかしくないけど、あえて桜庭を呼んだりっていう新鮮さがある。そして正直この日の第一試合目から見てると、もう今のレジェンドたちができる試合ではないようにも見えました。nWo時代のような蝶野が軍団で乱入してオカダをリンチ・・・なんてシーン見たいけど、いざ試合になったら今の故障抱えた状態では難しいでしょね。
なんにせよ一時期潰れるといわれてた頃から団体を支えてきたメンバーと、新しく引っ張るメンバーとがまとまって盛り上げてる今の新日本は、ぜひ今見ておくべきだと思います。きっと20年30年たっても、全国のプロレスファンは酒飲みながらこの頃のことを熱く語るんでしょう。