映画みたいな新しいプロレスの見せ方 ルチャ・アンダーグラウンド

Lucha Underground
Twitterで流れてきた初めて見る雰囲気のプロレス動画サムネイルが気になって見たのが最初。


このサムネイル画像の色合いでまず気になって、再生してみたら映画のワンシーンみたいに作り込まれたストーリーシーン、試合会場は地下の怪しい雰囲気で一体感すごい観客、微妙というか絶妙な汚れ具合のマットその他。映画の地下格闘技みたいな、ゲームみたいな色合い、そしてカメラワーク。すべてに今までのプロレスとは違ったセンスの良さを感じました。

調べたらどうもメキシコの団体AAAアメリカ進出の新しいプロモーションだということで、ロサンゼルスで試合、毎週のシリーズとして・・・どこで放送されてるのかな?アメリカ国内でWWEに次ぐNo.2のプロレスと言われてるらしいです。今までは確実にTNAやったけど。それを実感するのが大勢の元WWEスーパースター参戦。ざっと見た限りジョニー・ムンド(ジョン・モリソン)、ビッグ・リック(エゼキエル・ジャクソン)、マット・ストライカー、チャボ・ゲレロ。最近アルベルト・デル・リオもレイ・ミステリオも入ったとか。中心選手のプリンス・プーマってマスクマンはドラゴンゲートや新日本プロレスにも出てたリコシェらしい。

今のところ英語をなんとなく見てるぐらいの情報ですけど、ルチャ・アンダーグラウンドはチケットを売っての興行というよりスタジオ収録みたいな感じで試合をして、がっつり編集を入れてテレビでシリーズものとして放送っていうスタイル。1時間ぐらいの番組を見たらストーリー→試合の繰り返しっていう流れはWWEと近いけど、いちいち映し方と雰囲気が映画みたいでかっこいい。試合でもリングサイドに4人の映像カメラマンがいてクレーンも客席からも、さらに天井からのカメラもあります。切り替えも多くて、カメラマンの映像はレスラーにすごい近くて臨場感というかドラマ感が増してるような気がします。

また会場演出も入場で派手な花火ドーン!とかではなく2階のようわからん通路から出て来る、観客と近い良い意味でのローカル感を残してそれをいい撮り方で。これはいつも同じ会場なんかな?壁とか柵とか階段全部含めてセットって感じですね。この会場を見た時に思い出したのが、大阪プロレスが主戦場にしてた道頓堀の会場。いい大きさで、リングの斜め上に2階があって、この見せ方このやり方できたかもしれないです。でも大阪プロレスは活動停止してしまったので残念。

この見せ方なら、たまにある濃いキャラのレスラーが観客にうまくハマらなくて会場がしらける、みたいなことが軽減されるんじゃないか?WWEのミミズ食うだけの怪奇派ブギーマンでもここに来たらいい絵になりそう。

これはトリプルスレッド・ラダーマッチ。こういう形式もケージマッチもあるみたいでかなりWWEとかぶる部分も多いです。レスラーもWWE時代と同じ技使ってるので、キャラクターも含めそのへんの縛りはあんまりないってことかな。やっぱりカメラワークが良くて、最後のなんか偉い人をムンドが殴って倒れた後に天井カメラで引いていくのがめちゃかっこいい。

とはいってもやっぱり試合シーンはかなり大事にされてるので、そこのレベルが高い選手じゃないと長期の活躍は難しそうです。昔から団体乱立は好きではないけど、この雰囲気が合って実力もある人の参戦は見てみたい。WWEならウェイド・バレットなんか最高に合う!日本なら・・・後藤洋央紀、中邑真輔、、ってこの人らメキシコも出てたけど関わってはないか?あとは真壁刀義・・・なんやったら山本KIDなんかも合いそうな気がしてきます。

ただ、YouTubeでこれだけ見れてるけど収入源のメインはなんなんやろ?別で有料放送があるのか?どう見ても大会場でやることではなさそうやしサイト見てもグッズ売ってるわけでもないし・・・見て楽しい質のいい番組にちゃんとなってるので是非稼いでもらいたいものです。ほんでアメリカ行った時には見に行きたい。