「UFCのレジェンド」ランディ・クートゥアーと「PRIDEのレジェンド」アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラの対決がメインの大会。少し遅れて感想。
キース・ジャーディン vs チアゴ・シウバ
ジャーディンはいつもいい表情。いかつい顔でいかつい笑顔でいかつい構えで試合が始まる。実況によると、前は犯罪者を捕まえて警察に突き出す、賞金稼ぎをしてたらしい。現代にそんな人がおったんや・・・
チアゴはリョート戦で初敗戦からの復帰戦。
ジャーディンがプレッシャーをかけて、チアゴがカウンター狙いという感じ。徐々にジャーディンが押してきたと思ったら・・・
チアゴの左フック!
ジャーディンがダウン、追撃でKO。
ジャーディンって、打たれ弱いなあ~・・・いつも思うけど。
ランディ・クートゥアー vs アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ
レジェンド対決が実現。そうか、ノゲイラが優勝したリングスKOKトーナメントにクートゥアーも参戦してたなあ。なぜかヴァレンタイン・オーフレイムが乗りに乗ってた時で、ヴァレンタインにクートゥアーが一本負けしてる。オーフレイム兄弟はよくわからん。
クートゥアーが大人気、やっぱりね~。それに対してノゲイラにはブーイング。クートゥアー相手やし、しゃあない。クートゥアーのUFCでの立場やキャラ、ほんで顔までがWWEショーン・マイケルズとそっくり。「現役のレジェンド」の雰囲気なんかなー
試合開始。クートゥアーはスタンドのパンチ狙い、ノゲイラはテイクダウン狙いか。クートゥアーのパンチがちょこちょこ当たる。やっぱり最近のノゲイラは反応遅くなってきてるような。
でもクートゥアーの方は年齢的なこともあるやろうけど打たれ弱い。ノゲイラのパンチでダウン。結構ダメージありそうなダウン。でもそこからの回復が早い。
2Rにノゲイラがアナコンダチョークにとらえる。日本でいうスピニングチョーク。腕もしっかりロックしてきて極まるかに見えたけど、クートゥアーが脱出。大歓声。
実況「この試合はまだ続きます!」
ああ、名言や。この「夢の対決」にふさわしい実況や。
そこから、ノゲイラもスタンドのパンチでいく。両者激しい打ち合い。これ生観戦したらすごいやろうなあ~・・・盛り上がってた。
ノゲイラの右ストレートでクートゥアーが完全に意識飛んでそうなダウン。そこからのパウンドをなんとか見て防いでガード。これは止まってもおかしくなかった。
そして判定。クートゥアーはスタンドのパンチと粘り強さ、ノゲイラはスタンドのパンチ、アナコンダチョーク、ガードポジション下から一瞬でマウントを奪い返した見事なスイープ2回が見せ場。
両者が見せ場を作ったけど、たぶん見てた全員の第一声は、「5Rで見たかった!」やと思う。最近、そう思わせてくれる試合って貴重やねえ。
しかしやっぱり、両者の衰えも見えた試合。今のレスナーとかカーウィンとかに勝てるかどうか・・・ん~~~