いよいよ今日が新日本プロレス真夏の祭典G1 CLIMAX優勝決定戦がある両国国技館大会です。
今年は特に盛り上がってるような気がして、理由を考えると・・・ここ数年のバレットクラブを中心にした外国人レスラーが定着してきた。永田、天山、真壁の世代交代テーマ、トップ選手のキャラ分け、新日本プロレスワールドでのネット生配信。そういう感じでしょうか。
その最後の公式戦〜優勝決定戦の流れを今年は両国三連戦という形でいくようで、14日から両国大会が始まりました。
振り返り。
8月8日 横浜文化体育館
×天山 広吉 vs AJスタイルズ○
普段の王座戦線、ストーリーラインではなかなか組まれない新鮮な顔合わせシングルがG1では見れるということで、天山とAJ。特にトップスピードのAJは攻防できる相手が限られるぐらいだと思うので、今の天山でおもしろくなるか・・・?と思うと今年の天山はなんか乗ってる。いい試合でした。
8月9日 後楽園ホール
○後藤 洋央紀 vs 石井 智宏×
今のところ今年G1ベストバウと候補かと。いつもの2人のゴツゴツした試合が見事に合ってハマって男くさい名勝負になりました。この日実況席に矢野通が初めて解説で入って、ふざけたことばっかり言うてたんですがこの試合の最後の方はもう普通にびっくりしたりすげえ言うたりで静かになってました。
8月11日 後楽園ホール
×内藤 哲也 vs ドク・ギャローズ○
まさかのギャローズ勝利。最近、WWEで昔いためっちゃアホキャラのフェスタスがこのギャローズだったと知ってびっくりしました。
8月12日 後楽園ホール
×永田 裕志 vs オカダ・カズチカ○
一時期の「闘魂」新日を守り続けた永田と、新日を新しい風で変えたオカダの初シングル。永田の蹴りも一発一発迫力があってやっぱりこの世代の中では一番動ける方の人かなと思わせた試合でした。ただレインメーカー対策でリンボーダンス特訓してる言うてたけど一切体反らせることなく食らって負けました。
○本間 朋晃 vs 石井 智宏×
この日のメインはなんとこの2人。新日本のメインにこの2人で、なんか納得してる自分がいるということに驚いたというか、そういう時代が来たんやなと。一進一退の攻防で最後はこけし連発で本間が感動のG1初勝利を手にしてハッピーエンドの後楽園でした。しかし本間のマイクはまじでわかりません。
8月14日 両国国技館
前半カード見てなかったんですが、マリア達やリコシェがこの日から参戦!リコシェは最終戦でKUSHIDAのIWGPジュニア王座挑戦。ルチャとの契約が気になりながらもこの参戦は嬉しい。そして早速のスピーディーな応酬から綺麗なダイブで大歓声。素晴らしい。
公式戦では柴田 vs ギャローズ。内藤にも勝ったギャローズがなんと柴田まで倒してしまいました。確かに技ひとつひとつが良くてこのプッシュもいいかもしれない。
同じバレットクラブで先にブレイクしてるファレが矢野通と。さっそく矢野さん改造ペットボトル?で水攻撃!最後は場外で金的殴ってのリングアウト勝ち。こういう勝ち方一日ひとつは欲しいですね。
次は因縁の天山 vs 内藤!今年は特に矢野の額を割ったことから天山の頭突きの説得力がえぐいので、ロープ振り切り返しでの頭突きで内藤が吹っ飛んだ時は久々におおお!ってなりました。内藤は天山にツバを吐きおちょくりながらいつもの技を出すも、パワーで押さえられ最後はアナコンダで捕まりました。試合もおもしろかったしこの抗争は是非続けて欲しいですね。
メインは棚橋 vs AJ、勝った方が優勝決定戦に進みます。これはもう最初から最後まで見応えあり新しいムーブも技もあり、もしかすると今の世界最高峰ともいえるんじゃないかと。棚橋が前まで使ってたスタイルズクラッシュを出せばAJはフロッグスプラッシュを出したり、トップらしい魅せる応酬の末、棚橋が勝ちました。自分の優勝予想AJがここでなくなりましたが、Bブロックの結果次第では楽しみな組み合わせなりそうです。
8月15日 両国国技館
最終なのでリーグ戦ですでに優勝と関係ない公式戦がほとんどになります。この日会場を最初に爆発させたのは石井 vs マイケル・エルガン。エルガンはかなり昔からの日本のプロレスができる選手ですね。場外で鉄柵へのパワーボム強烈でしたが、最後は石井が垂直ブレーンバスター。
優勝決定戦進出の可能性を残すのはメインの2人以外では後藤とアンダーソン。
なんと永田が後藤を、小島がアンダーソンを倒してしまいました。今年はこの世代の頑張りもいいテーマでした。
メインは去年の決勝カード、オカダ vs 中邑。勝ち点はオカダ14の中邑12で中邑が勝つと14-14で並ぶが、その場合は直接対決での結果を見て勝った方ということになるので、ほかの候補が消えた今、この試合が優勝決定戦進出者を決める戦いに。
これはもう棚橋 vs AJと並べられただけあって見応えある攻防。オカダのフィニッシュ合図ドロップキックは、最高のタイミングで狙ったボマイェへのカウンターでした。
そして去年オカダが勝った時はレインメーカー3連発。それを狙うかのように、かつ大阪城ホールでAJを倒した逆さ押さえ込みからのレインメーカーを炸裂。そしてジャーマンから狙う黄金パターンで最後の一撃を出したところに、最近光る中邑の飛びつき腕十字!
初めて見る?オカダがタップアウト!
試合後は中邑から近づき拳を。後は任せますって感じでオカダも返す。今年特に海外で新日本を広めてきたこのコンビとしてのいいシーンでした。
これで最終日の優勝決定戦は棚橋 vs 中邑。ビッグマッチとしては2014年の1.4東京ドームのメイン以来でしょうか。内容は保証付きではあるがかなり見た試合。どういう決着になるのか、予想難しいですね。
棚橋が勝てば天才復活!再びIWGP戦線へ・・・中邑が勝てば怪我からの復活V!狙うはインターコンチネンタルか?それとも?
そのまま東京ドームのメインカードを想像するとすれば、オカダ vs 棚橋or中邑、新鮮味は無し・・・もしかすると秋ぐらいに王座戦が組まれる?とするとG1でオカダを倒した後藤が絡むか・・・AJ?AJは今回のG1でけっこう負けてしまったので王座戦線から外すとするとまた使い方難しいですね。しかし今出した名前で新鮮さあるのは中邑 vs AJぐらいじゃないですかね。ますますわからず。
しかし世界向けが本格化してきた今の新日本、中邑優勝で一気に火をつけて進出するのかもしれません。今の棚橋は好きやけど、今回は中邑優勝と予想で、楽しみに本番を待ちます。