UFC 193 Rousey vs Holm
November 14, 2015 Melbourne, Australia Etihad Stadium
UFC Fight Pass
オーストラリアでの大会、なんと７万人の動員。UFC記録みたい。日本の東京ドーム思い出す数字ですね。本拠地じゃなくてもこの数字出せる、しかもメインが女子で。UFCの今の凄さが一目でわかるデータ。
Mark Hunt 10-10-1(W-L-D)
Antonio Silva 19-7-1(W-L-D)
2年前の超ボロボロ名勝負の再戦。結局シウバの薬物のなんかで無効試合になったんですよね。
最初は冷静に行ってチャンス見て攻めるシウバと、ローとジャブとボディで作っていくハント。近くなったら打ち合うものの当たらず、ハントのローやミドルがバシバシ当たる。前はシウバのローがよかったんですが今回はあんまり出ず。
で、ゆっくり・・・と思ってたらハントの右が側頭部をかすめてシウバが膝付き、速攻でKO！
最初わからなくてなんで倒れた？と思いましたが当たってるし効いてました。しかし打たれ弱くなったシウバが心配です。
Joanna Jedrzejczyk 10-0-0(W-L-D)
Valerie Letourneau 8-3-0(W-L-D)
女子ストロー級タイトルマッチ。イェンジェンチックの王者の風格が増してきました。入場からかっこいい！
気合いの入り方といいスタミナ、技術すべてにおいて全盛期なんでしょうたぶん。レターノーは上の服着たまま。ひっかかりそうで気になりました。
試合は終始ローとパンチでイェンジェンチックが圧倒。何もさせない距離と手数を保って圧倒的でした。レターノーがものすごいへこんでるようなインタビューで、ほんま何もできんかったんやなと。
Ronda Rousey 12-0-0(W-L-D)
Holly Holm 9-0-0(W-L-D)
そしてメイン。この入場だけで金が取れるとWOWOWで言われたましたが同感。
ランキングと最近の試合でいくとミーシャ・テイトが挑戦なんでしょうが、UFCはホルムを選びました。柔道vsボクシングとか、このビッグマッチで盛り上げるためにはそういう煽りが必要だったのか、結果としては大成功なんかな。ホルムは鳴り物入りで来た割に参戦から2試合パッとしない内容だったので予想は圧倒的にラウジー。パンチでも勝てるとか意見ありました。
自分は、勝つと思ってるけど前のコヘイア戦で最初チョコチョコっともらってたのが気になってました。ああいう連打で強いのが来ると怖いなと。
試合。距離を保つホルム。前に出るラウジー、ホルムの左！まっすぐ出てまっすぐ止まるラウジー。離れるホルム！
それが続いて「あれ？ラウジーいつもどうやって組みに行ってたっけ？」って思ってきました。過去レスリング出身とか多くて打撃系は前のコヘイアぐらいか、あれはお互い熱くなってすぐ距離詰まってた。そしてラウジーはタックルがないので常に組みに行く時はパンチの標的になる！
ボコボコもらうラウジー。どよめく観客！今まで常識を越えた存在で見てたのもあって、現実としてこういう姿を見るとなんぼでも理由が出て来ます。パンチもかわされ、組んでも離され、効いてきたラウジー。このへんの冷静さがホルムの長いファイター経験の強みなんでしょうか。
パンチをもらってもつれて膝をついた後、後ろ向きで立ち上がるラウジー。その時は来ました。
振り返るところへホルムの左ハイ！UFC来るまでの何試合かこれで決めてた、MMAでの必殺。ここで爆発。
ラウジーのこんな姿を見ることになるとは！完全に失神でKO負け。
まさかの結果でそらもう会場からSNSからWOWOWから大騒ぎでした。ホルムの作戦がばっちりハマった、ラッキーでもない完全な勝利。
こういうシーンはいっぱい見てきたはずやのに、なんでいつも「余裕で勝つやろ」とか思ってしまうんでしょうか。
ホルムは34歳。長くなさそうな現役でこれから誰とやっていくんでしょうか。UFCはダイレクトリマッチ好きやから7月のUFC200で組みそうなのが怖いです。
なんにしてもとりあえず、衝撃でした。