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RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016 無差別級トーナメント 開幕戦
2016年9月25日 さいたまスーパーアリーナ

今回は大阪でも地上波ゴールデン放送してくれました。ありがたいけど、無差別級トーナメント何個かは結果すら出ず。

第3試合 RIZIN MMA特別ルール:3分3R 67kg契約
木村“フィリップ”ミノル
チャールズ・“クレイジー・ホース”・ベネット
RIZIN report
フィジカルもすげえやろうし期待してた木村ですが、開始早々飛び込んだところカウンターでベネットの右!そのまま倒れてあの負ける時いつもする嫌そうな顔のままパウンドアウト。ものすごい試合数してるベネットには奇襲でもなんでもなかったんでしょうね。まだパンチ力健在。

第8試合 RIZIN MMAルール:1R10分 2R5分 62.0kg契約
才賀紀左衛門
山本アーセン
RIZIN report
正直RIZIN持ち駒少ないのよくわかるカード。アーセン動きよくて速くて、タックルやスープレックスをバンバン。それで右肩脱臼?したらしく才賀はほとんどキックと左のパンチのみ。続けれるの想像したらものすごいですよね。試合終盤まで何もおかしく思わんかったし。そんな中ヒザやミドル、左のパンチ当ててアーセンを苦しめた場面はあったものの、テイクダウン主体に攻め続けたアーセンが判定勝利。2人に早く次の相手を探してほしい。

第9試合 RIZIN MMAルール:1R10分 2R5分 71.0kg契約
アンディ・サワー
ダロン・クルックシャンク
RIZIN report
ほかのMMA浅い組に比べて超厳しい相手を用意されたサワー。でも勝ちそうな期待感あるんですよね。スタンド、お互い見合って見合って・・・クルックシャンクがパンチを出したところすかさずカウンターの右!完璧なタイミング!と思ったんですがギリギリガードされたのか当たらず、すぐに切り替えてタックルに行ったクルックシャンクはサイドとってマウントとって、パウンドパウンド、そしてチョーク。完全に本物のMMAを味わって負けることとなりました。川尻達也が解説で「ジョゼ・アルドとトレーニングよくしてたのでMMAのスタンドはいいと思うけど寝技はどうかな」言うてたのがそのまま当てはまりました。

第10試合 RIZIN トーナメントルール 5分 2R
藤田和之
バルト
RIZIN report
試合内容自体は予想通りしんどかったですが、これで藤田は引退を表明したようで。プロレスではほとんどいい試合の記憶ないけどPRIDE当時の熱さと期待はすごいものでした。新日の看板背負って乗り込みPRIDEのメジャー感が増して、無敗のマーク・ケアーを倒し、ヒョードルをぐらつかせ、K-1との対抗戦で伝説のミルコ戦、高山善廣をPRIDEに呼び込み、復活のジェームス・トンプソン戦とヴァンダレイ・シウバ戦での玉砕。常に日本のMMAを盛り上げてくれた功労者の1人でした。

第11試合 RIZIN トーナメントルール 5分 2R
ミルコ・クロコップ
ミョン・ヒョンマン
RIZIN report
DREAMやIGFでけっこう日本で見てるイメージ残ってるんですが、煽り的にはPRIDEから久々に帰ってきたかのような空気。確かに地上波ゴールデンに登場するのはそれ以来10年ぶりぐらいかも。その煽りがまた当時のヒョードル戦のやつ使ったり、オカン出て来たり、「最後は日本で」ってミルコの言葉を使いすごくすごく泣けました。素晴らしい。試合はびっくりするぐらい圧倒。あのミルコがテイクダウンしてマウントとって肩固めいくのを見れる日が来るとは。
そして試合後リングで次回ヴァンダレイ・シウバ戦が発表されました。行くしかないか・・・

第12試合 RIZIN女子MMAルール:5分3R 49.0kg契約
RENA
山本美憂
RIZIN report
一番世間的に話題になってて、地上波でも最後に持ってこられたのがこの試合。昔から全盛期過ぎたオリンピックアスリートのMMA初戦はひどい内容で負けるの多かっただけに、そこまで期待してませんでした。ただ煽りとRENAの盛り上げようって雰囲気がよく盛り上がりました。山本のタックル、遅く感じ完全にかわされたと思ったらそのちょっとだけかかってる手から持っていってテイクダウン!これは山本がすごいのかRENAがまだ下手なのか自分にはわからず。あんまりKO負けは見たくなかったのでフロントチョークでの決着はよかった。

第13試合 RIZIN MMAルール:1R10分 2R5分 65.8kg契約
クロン・グレイシー
所英男
RIZIN report
グラップリング対決の内容に期待されてか、メインのこの試合。ただアーセン戦を見る限りクロンの打撃はまだまだと思ったので所がパンチで勝つんじゃないかと思ってました。ただ始まってみると、所の左をことごとく寸前でかわし逆に打っていき、前回からえらく進化したように見え、かわして組み付いて倒すのはどこかヒクソンを思い出し、それからのしつこいバックチョーク狙い、所に余裕なく必死に逃げ続けるのみ、そしてマウントからのパウンド、チョークはヒクソン・グレイシーにそっくりでした。2001年の船木誠勝戦を見てるようでした。これはいいものを見た。