UFC 202 BAD BLOOD

UFC 202 Diaz vs McGregor 2
August 20, 2016 Las Vegas, Nevada T-Mobile Arena
UFC fight pass

さあ、来ました202。

Bantamweight
Cody Garbrandt”No Love”9-0-0
Takeya Mizugaki 21-9-2
水垣は2連敗から1勝挟んで、ガーブラントは前回メインで圧倒KO勝ちしてまだ全勝。明らかにUFCがプッシュしようとしている選手にぶつけられた感じで・・・
試合はびっくりするぐらい早く、距離とペースを掴もうと組み立て始める間もなく強烈な右をくらい追い打ちも的確であっという間にガーブラントのKO勝ち。厳しい結果でした。

Welterweight
Rick Story”The Horror”19-8-0
Donald Cerrone”Cowboy”30-7-0
ウェルター級来て連勝で調子良いセラーニ。ストーリーの勢いある打撃をもらわず、テイクダウンも織り交ぜ打撃も散らし、見事なボディストレートからドンピシャの右ハイキック、すべてに効かせて倒しました。キックボクサーMMAの完成形ですね。

Light Heavyweight
Anthony Johnson”Rumble”21-5-0
Glover Teixeira 25-4-0
ライトヘビー級のトップコンテンダー2人によるメイン級のカード。エヴァンスも倒し好調のテイシェイラ、ベイダー倒して好調のジョンソン。トーナメント決勝みたいなこの2人の対決、さっそくパンチで行った2人。ジョンソンは大きな右フックを見せて、次は右ストレート、そして右アッパーを出したところまったく見えてなかったテイシェイラのアゴに直撃、そのまま倒れ動かずKO。なんと13秒の衝撃的な決着でした。またここでダニエル・コーミエへの挑戦者はジョンソンしかいなくなった状態。

Welterweight
Nate Diaz 20-10-0
Conor McGregor”The Notorious”19-3-0
さあ来ました世紀の再戦。前回3月は直前のカード変更で仕方なく決まった試合でしたが、負けたマクレガーの熱望で決まった同じ条件。普通なら通らん再戦がすんなり通ってまた盛り上がるのもこの2人ならではでしょうか。


今までの感じを見てきてマクレガーにとってネイトのパンチとスタミナそして寝技が脅威なのはわかるんですが、ある意味ネイトは何回も底を見せてきた人というイメージもあるので、前回から変わってるとすればマクレガーの方じゃないかと。まだまだレベル上がっていく余地ありそうなので。
それで最初どんな感じかな・・と思うと、左ローキック!強烈な左ローは速く鋭く、明らかにネイトの出足を止めました。前にもらった踏み込んでの左ストレートが打ちづらくなるでしょう。そして逆に伸びのいい左ストレートでネイト吹っ飛び!最高の作戦と動きで完全に有利になったのは今回もマクレガー。


しかし何回も「もう終わりか?」と思わせても終わらないのがネイトの化物ぶり。何回倒れてもムクムク起き上がりイキイキと動く、逆に追い詰め打ち疲れたマクレガーにラッシュ。


1,2Rはマクレガーが作戦通り一方的に左ローとパンチを効かせ、グラウンドには付き合わず。疲れ始めた3Rからネイトが逆襲。マクレガーがスタミナ切れで時間を気にしたりまわって逃げるところを指刺し笑うネイト。金網際に追い詰めテイクダウン狙うもなんとかギリギリで切り続けるマクレガー。ヒジ打ちやボディ、前蹴りも入れてなんとか優位を保つもののゾンビみたいにいつまでも倒れず攻撃してくるネイト。死闘が続き、お互いボロボロながら勝ちを狙うマクレガーを挑発し中指立てるネイト。最後の最後テイクダウンしたネイトが上からパウンドを落とし始めたところで試合終了。

終わった瞬間マクレガーの手を取り立ち上がらせるネイト。ここ感動。

判定は2-0でマクレガー。最近から10-8もつきやすくなったのでほんまに出るまで予想できない判定でした。


お互いfuck言いまくりの試合後インタビュー。


年間最高試合賞狙いそうな、話題もキャラも内容も良かった再戦。タイトル中心が続いてた競技的なUFCにまた新しい風を作った2人でした。