また沖縄日記は休憩。
沖縄から帰ってから見たボクシング2大世界戦。ホルヘ・リナレスと西岡利晃の防衛戦。KO防衛続きの最高の状態の2人。
これしか画像なかったや~
27戦全勝のリナレス。予想はほとんどがリナレスKO勝ち。パーフェクトな勝率とKO率と実績で、あのゴールデンボーイプロモーションとも契約したばかりの、皆が期待する次世代のスター。
そのリナレスが、相手のファン・カルロス・サルガドの左フックをもらって人形みたいに倒れた。誰も予想してなかった姿にただただ驚く。
立ち上がるけど、どう見てもフラフラ、一気にラッシュされてTKO負け。わずか1R1分13秒。
格闘技見る人って、どこか「並の人間を超えた天才」が見たいってのがあると思うけど、その期待をしていた人の幻想が崩れた時って、ほんまに開いた口が塞がらないっていうか、周りも相当ショックを受ける。
でもそれが後々ドラマになって、ますます盛り上がることもある。相手のサルガドも無敗で、ひょっとすると今後スターになっていく選手かもしれんし。
「ボクシングはこういうこともあるんやなあ~やっぱり」って世界中が思った試合と思う。
対して西岡、圧勝防衛。
結果的には3R終了時点で相手イバン・エルナンデスの戦意喪失TKO勝利で、「スッキリ勝ちたかった」的なコメントを言ってたけど・・・
いやいやいや!
決め手になった、エルナンデスのアゴを砕いた左フックの映像、あれだけで僕ら満足ですよ!
エルナンデスの右フックを顔面スレスレ、鼻や唇カスめてるんじゃないかっていうぐらいの紙一重で交わしてから叩き込んだ左。あれこそボクシングの技術!すごすぎるー
ちなみに、あれをちゃんと撮ってるカメラマンもカメラもすごい。
ウィラポンに負けまくってた時の印象が強い西岡やけど、今は完全に長谷川と並ぶ日本ボクシング界のヒーローやなあと思う。