アメリカの総合格闘技のUFC、ちゃんとWOWOWで見るようになったのはミルコ参戦の頃から。ずっとPRIDEを見てたのもあって、たっぷり煽りでがっつり入場、リングで青コーナー赤コーナーして睨み合いでスタートって流れに慣れてたのでUFCに少し戸惑った感じがあった。もっと昔のホイス時代は見てたけど、アメリカでブレイクしてからのは何年も見てなかった。

そしてこないだはUFC105。ランディ・クートゥアーの復帰戦がメインのイギリスでの大会やけど、一番輝いて見えたのは地元のマイケル・ビスピン。前にダン・ヘンに衝撃失神KOくらってからの復帰戦でめちゃめちゃ気合い入った様子。

WWEでもそうやけど、地元選手へのすごい歓声が、日本以外でよく見られる光景。このビスピンにもすごかった。

ほんで、自分は10月から始まったUFCのドキュメント番組「ジ・アルティメット・ファイター」でビスピンを毎週見ていたので、今まで見てたUFCと違ってすごく身近に、思い入れを持って見れた。

しかも相手は日本でおなじみデニス・カーン。最初の2分ぐらいえげつなく強いカーンだけに、何が起きるかわからん楽しみな試合。

ビスピンが気合を全面に出して観客とハイタッチしながら入場してくるのを見て、ああ、いいなーと思った。日本でのもったいぶった、選手の地位を高めた煽り、入場もいいけど、観客と一緒に士気を高めながら入場してくる感じもいいもので。

そこにビスピンのキャラができてて、こういう映画の俳優のように映像にバッチリ合ってくる。それはこの日別の試合で見たダン・ハーディーも同じ。

「競技力はUFC」「演出はDREAM」って思ってたところがあるけど、こんなに強い選手達に個性を出されたら鬼に金棒でDREAM立ち打ちできない。

過去のWWEとWCWの戦争ともあてはまるけど、どんなジャンルにのショーでも「競技力」と「演出」のバランスが難しいということで、どっちを前に持ってきて考えるかで、のちのち全く変わったものができてくるんやろうなと思う。

アメリカンプロレスでWWEとWCWが争った時も、「プロレスラーに演技(演出)をさせるよりも、俳優にプロレスをさせる方が手っ取り早い」って言う首脳陣がやっていたWCWが、いったん優勢になりながら惨敗して買収されたみたいに、深みのある良いショーってのは、すぐ作れるもんではない。

一格闘技ファンとして見たら、PRIDE好きでその後継に期待するDREAMが負けてるのを見るのは忍びないけどUFCの長年かけて作られてきた完成度に驚く。

それを、自分がやってる仮想世界の中でのイベントの作り方考え方の参考にしてる。

予告とか編集した動画は好評をいただいてるけど、自分で見たらこういう今まで参考にしてきたショーや映画とかの見よう見まねってのがよくわかるので、浮かれず内容をしっかりして、ほかにない濃いものを作っていくのが大事なんやと、

それを、ビスピンの入場シーンを見ながら考えていました。

いつにも増して誰にも向けて書いていないブログになりました。