K-1 WORLD MAX 2010年から

K-1 WORLD MAXの日本代表決定トーナメント、これは毎年熱くておもしろいんですが、魔裟斗引退から初の開催。でもメンバーは日本人だけでも豪華で、楽しみでした。

小比類巻欠場→引退はびっくりしたし残念。キャラは痛いけど強い時は強くておもしろい試合もあった。今回のメンバーが豪華に見えたのはこの人が入ってたのも大きいと思ってたのに。

城戸、龍二、自演乙、TATSUJI、山本、日菜太と常連だけでもかなり豪華な中に、えらい注目度の高い中島という選手。これまた無敗の21歳というではないか。未知な強さの選手が入ると楽しみはぐっと増します。そして小比類巻欠場でなんとボクシングの名城弟が参戦。強さもキャラも様々ないいメンバーやなあーと思って見始めました。

予想は、後半の山がキツそうということで第一試合の城戸が優勝。

始まってみると、龍二が圧倒して城戸が一回戦で負けてしまい、名城は期待したけど早いKO負け。そして未知の中島はTATSUJIに最初押されてるように見えたけど、いいのを一発入れてそこから攻めてKO勝ち。TATSUJIがすごいのか、中島に強烈はインパクトは感じず。そしてかなり期待の若手日菜太と山本優弥というもったいない一回戦。うますぎる日菜太と根性すごすぎる山本の名勝負を日菜太が制した。

×城戸康裕 vs 龍二○

○長島☆自演乙☆雄一郎 vs 名城裕司×

○中島弘貴 vs TATSUJI×

○日菜太 vs 山本優弥×

この時点でもうほとんどお腹いっぱい。

そのあとのいつも全然おもしろくない渡辺一久の試合、相手がDJ.taikiということでちゃんと見ました。taikiはキックもできたのか~

準決勝、自演乙はやっぱこの一年見て、打ち合いの中でいいパンチもらってKO負けのイメージが強かったので、準決勝で城戸or龍二には勝てんやろうと思ってました。が・・・一回戦の消耗なのか、龍二が止まる。いや、それ以上に自演乙の攻撃がすごかったのか。

ほんで中島 vs 日菜太。出だしから飛ばす中島、同じリズムでキックで対抗しようとした日菜太にすごいと感じると同時に焦ってるようにも見えた、その瞬間すごい音が・・・ 中島のうわさの右が炸裂。日本トーナメントで珍しい一撃KO!あの右はすごい!

×龍二 vs 長島☆自演乙☆雄一郎○

○中島弘貴 vs 日菜太×

佐藤嘉洋はなんとカット・・・信じられへん。単純にテレビ的に考えても、魔裟斗であれだけ注目を集めた選手をカットして渡辺を出すっていう選択になる理由がわからん・・・KO勝ちしたらしいのに。

そして決勝の自演乙 vs 中島はものすごい名勝負に。長くK-1ファンやってると、スタンス的にはテクニックがどうこう、コンビネーションや試合運びがどうこう、とか言いたくなるもんですが、この二人の「主役になるんや!」っていう気持ちが見える戦いはやっぱ惹きつけられました。もちろん技術的にもすごい二人だからこそここまで上がってきたんやけど、この試合では気持ちのほうが全面に押し出されたような雰囲気で、見てるこっちも燃えました。ジェロム・レ・バンナやヴァンダレイ・シウバみたいにハードパンチャーやけど打たれ弱いイメージの選手がピンチやのに打ち合いに挑んで行って「ああ、やめとき!やめとき!」ってこっちは思うのに打ち合って、なんとそこで当てて勝ってしまった!なんて瞬間はほんまにもうめちゃくちゃ熱狂します。まさに今回の自演乙はそれでした。それまの試合でダウンもなく、無敗の中島相手だからこそ、最後の完全KOの瞬間はほんまに燃えた。

○長島☆自演乙☆雄一郎 vs 中島弘貴×

そして、最近はTwitterで自演乙や佐藤さんをフォローして毎日見ていたのもあって余計に応援の気持ちが強かった上での優勝だったので・・・すぐ@で感謝を伝えました。

世界で通用するとかはわからんけど、正直このトーナメントも厳しいんじゃないかと思ってた自演乙さんのように、不可能と思われてることを強引にやってまう人っちゅうのはすごいので期待します。今回はみんな持ち味もキャラも出ててすごい見ていておもしろかった。

格闘技ファンから見たらK-1 MAXはぜんぜん安泰。でも、これだけ名勝負連発したのに、ニュースで取り上げず、この後の超凡戦の亀田 vs ポンサクレックが取り上げられてるのを見ると、まだまだK-1大変なんやな~と・・・

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