新日本プロレス観戦に行ってきました。
真夏の祭典「G1クライマックス」、プロレスファンなら誰もが知る大会。新日本プロレスが一年で一番熱くなる大会(と思う)、そのリーグ公式戦シングルマッチだけの日です。
大阪府立体育館、今はボディメーカーコロシアム。会場に入る前、近づくにつれ人が多くなってきて、コンビニは満員、会場前も人だかり。外で待ってたらいろんな人が通って「何があんの??」とその盛況ぶりに驚く。で、「プロレスか~。知らんけど人気あるんやなあ」 一般の人に今の新日本の盛り上がりが届いた瞬間!これはほんまにブーム再来か?
今回特に楽しみにしてたのは、WWE時代から好きなレスラー2人の出場。マット・ハーディーとの抗争が毎週毎週楽しみだったMVP。そしてマイケルズとの名勝負が忘れられないシェルトン・ベンジャミン。この人達を生で見れる!
SRS席前から2列目、真ん中よりの本部席後ろ!本部席とはゴング鳴らしたりエライさんが座ってるとこです。実況席とは別。
場内暗転、ワールドプロレスリングのテーマで大手拍子からいよいよスタート。客席は2階までびっしり!
一試合目の永田vs高橋戦、これは永田一発目が見事!会場ばっちり盛り上がりました。自分はあんまり永田好きではないが。
そして「カッチッカッチ」と時計刻む音で始まる入場曲。時計の音はWWEの時から使われてたのでそれにめちゃ反応してしまった。MVP登場!
ただ、ルーシュという相手もよかったんですがMVPがどうも動き重く見えました。いまいちかみあわず・・・
昔からのパフォーマンス技「ボーリン・エルボー」が見れたのはよかった。
天山!天山!
相手はベタな怪力外人ランス・アーチャー。天山のひとつひとつの技に会場沸くも、負け。アーチャーはベタなキャラやけど1団体に1人は必要なのかなという印象です。
きたきたきたベンジャミン!近くで見たらテレビと違ってかなり大型選手のように見えました。けどジャンプ力がすごい!世界レベルの人。おもしろいキャラついてればもっとWWEにいただろうに。相手のアンダーソンはすっかり日本の人気ガイジンレスラーに。最後はランディ・オートンがよくやる、飛んで来た相手へカウンターで出すRKOのそのまま同型の技ガンスタンでアンダーソン勝利。
休憩明け、鈴木みのる入場。この入場テーマ最後のほう会場みんなが曲に合わせて「風になれ」って叫ぶところ、いいなあ。次ばっちり合わせよう。
そして相手の矢野通が入場して速攻・・・
水かけ!ただこっからガンガン攻め込むんじゃなく一回離れて「ゴメンゴメン」とおちょくるしぐさ。これを鈴木みのるにやるのがすごくいい。日本人はキャラの見えにくい人が多い中この人はほんまにすごい。会場が沸く沸く笑う笑う。
いろいろこずるい戦法を使って怒らせ最後は必殺スリーパーを返して丸めこみで見事勝利!かなり盛り上がった!これこそ大好きな悪役スタイル。
今の新日本ほんまにいいタレントが多い。泥臭い昔ながらのスタイル真壁に対して、最新現代流の華やかな天才内藤。
技で翻弄されながらも愚直に前に出て攻めて攻めてもぎとったみたいなイメージの真壁の勝利。すばらしい。
ついに来た、時の人、レインメーカー、オカダ・カズチカ。試合カード発表の時は一番歓声上がった人。凱旋して人気爆発する様子は昔の天山を思い出します。
相手は中邑。この人も好きなんやけど最近のキャラがいまいちしっくり来ない。必殺ボマィエはすごくいい。
中邑の入場決めポーズを真似してからのレインメーカーポーズ。最高!ロックもよくやるね。こうやっていいタイミングで使っていくことによって自分も相手もお客さんに浸透していくのやね。
そしてこの日一番大歓声が上がったのは、なんとドロップキック。オカダの綺麗なそのフォームはこの日誰のパフォーマンスより、どんなフィニッシュよりも観客を沸かせたのです。大昔からあって世界中ほとんどのレスラーが使うあの技で。技自体のサプライズもなくフィニッシュするわけでもないそのドロップキックで沸かせるのはもう超一流。新しい形の技をあみ出して驚かせるわけじゃなく、武藤が足四の字を復活させたように、古典的なこの技で盛り上げれる選手は長く続くような気がする。
しかし最後はレインメーカーを交わされボマィエ決められ敗北。今年はオカダがガーっと行くと思ってたので意外な結果。
メインは新日本の王者棚橋と、ノアから参戦した丸藤。いいカードを揃えてくれたもんだ!
丸藤の顔がいい、佇まいがいい、雰囲気がいい。最初に起きた棚橋コールを受けてか、一発目からヒールに徹して見事会場の心をつかむ!
フィニッシュはノアの象徴、三沢を思い起こさせるタイガードライバー!丸藤のはタイガーフロージョンというらしい。これで王者を負かしてG1とは別に王座獲り宣言をビシっと決め大会を締めました。
今の新日本は熱い!特に熱い!これだけのキャラが揃ってドラマもあって、うまく宣伝されればまた人気も復活してくるんじゃないか?と思ってる人は多いはず。
いつかドーム超満員になるような大会を見たいものです。