山中慎介 vs アンセルモ・モレノ

何年か前からバンタム級で強いとされてる選手として名前をよく見て来ました。いろんな記事で言われてるように、この試合で山中が世界的評価を一気に上げて次戦をアメリカで見れるのかどうか。

1Rから、お互いサウスポー。山中の速いジャブをクネクネかわしてモレノが右ジャブを当てていく。当てるというより置くような、威力がよくわからんジャブ。ただモレノが的確でコツコツ当てる。やっぱり難敵なんかなと思ったら山中左ボディ!すごい音!迫力!期待が膨らみます。さらに2Rにはモレノが下がりつつではあるが山中の左ストレート!当たるやん!という感じの歓声。

4R終わって採点は山中がわずかに優勢。小さいパンチより山中の重いパンチをポイントに入れてくれてるということか、ここから焦るべきはモレノ。さっそく出て来ます。攻撃も多彩にジャブからストレート、右フックやアッパーをまたちゃんと当ててきます。山中の左も当たらずどんどん読まれてきたかのような。

そしてなんと8R終了での採点はモレノが逆転!2人がドロー、1人が2点差をつけてのモレノ。場内どよめき、お互い出て来ます。両方の右フックが同時に、そのモレノの右フックがカウンターで入り山中ぐらつく!後退して場内悲鳴。山中がこんなぐらつくシーンは初めてかも?ただここから火がついたのか、山中が反撃でがんがんでてきます。そして10Rは逆に山中の左が当たってモレノが若干よろめく!後退しながらクリンチを続けるモレノとパッキャオみたいに攻撃を続ける山中。途中マウスピースが落ちてレフェリーが止めてる時に誰もがモレノの時間稼ぎやと思って大ブーイング起きたけど落としたのは山中やったって時のモレノがかわいそうでした。

終盤の9Rはモレノ、10Rが山中、そして11,12Rは両者共疲れてかクリンチが多く、離れてもお互いジャブは当たるがその次が当たらない。会場的には山中の左爆発を期待して期待して・・・かなわずでした。判定は2-1で山中。ジャッジが変われば逆もあり得た本当に接戦でした。

次はどうなるんでしょうか。今回の試合は山中の評価を上げたのか、下げたのか。相手は誰がいるのか。