RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2015 IZAの舞
2015年12月31日（木）埼玉・さいたまスーパーアリーナ
榊原さんが言ってたように演出はガラっと変わりました。PRIDEのテーマは使わず、リングのロープが光る！
第1試合 スペシャルワンマッチ
RENA vs イリアーナ・ヴァレンティーノ
スタンド、アップライトな構えのイリアナに対してMMA仕様ぽい構えのRENA。完全にスタンドで行くイリアナ、RENA組んで払い腰！グラウンドでしっかり押さえれず逃げられスタンド。スタンドでパンチもらって劣勢のまま2R。また組んで投げるも押さえれず首相撲でスタンド。するとまさかの飛びつき腕十字！！タップアウト！まさかの秘密兵器でMMAデビューを飾りました。試合後マイクでは佐藤ルミナに教わったと。あの伝説の6秒腕十字だったとは！最高の第1試合。
第2試合 RIZINワールドグランプリ 準決勝
キング・モー vs テオドラス・オークストリス
どちらもパンチだけでスタンド展開。テオドラスの右に合わせてモーがタックル。切って離れるも、そこから警戒してかモーのジャブをいいようにもらうことに。終始モーが当ててテオドラスは当てれず。最後テイクダウンからパウンドで削られ終了、判定でモー。
第3試合 RIZINワールドグランプリ 準決勝
ワジム・ネムコフ vs イリー・プロハースカ
緊張感ある打撃の攻防。プロハースカの右もらったネムコフがガクンと落ちたかと思うとタックル。流れでネムコフがギロチン！極まりそうに見えるもプロハースカ逃げる！そしてプロハースカが下から腕十字！ギリギリ逃げたネムコフ。ネムコフがタックル、上からパウンド。プロハースカ効いてる！けど一進一退の攻防が続く！疲れてきたネムコフ、両者ボロボロで1R終了。そのままたちが上がれずネムコフ棄権！壮絶な10分で決着。
第4試合 スペシャルワンマッチ
長谷川賢 vs ブレナン・ワード
ワードが正確で大きいフック、アッパー。早くも効かされ組みつく長谷川。テイクダウンからマット・ヒューズポジション！エルボーとヒザ蹴りのRIZINしかできないサンド。だいぶ削ったもののスタンドではパンチをもらう。2Rになると疲れの差も出て投げられ返され、チョークが極まってしまい長谷川敗北。いい試合。
第5試合 スペシャルワンマッチ
キム・スーチョル vs マイケ・リニャーレス
スーチョルがガンガンパンチで前に出てタックルに行くもリニャーレスががっちり防御。組んだままの展開続き消極的試合で両者イエロー連発。見た感じスーチョルは攻めてると思うんですが両者に。出続けたスーチョルが判定勝利。
第6試合 Ｋ－１ルール スペシャルワンマッチ
武尊 vs ヤン・ミン
ヤン・ミンが入場にポリスストーリーの曲を使ったことに個人的にテンションえら上がり。でも試合は武尊の一方的展開！スピードが違う、当て感が違う、多彩さが違う。ただこの試合のレフェリーがちょっとしたホールドにうるさく最後も変なカウントで場内えーっ？となって終了。武尊KO勝ち。
突然破壊王のテーマが流れて何かと思ったら橋本マナミがインリンみたいないでたちで入場。橋本コールが起きてないのは失敗てことかな…
第7試合 スペシャルワンマッチ
ギャビ・ガルシア vs レイディー・タパ
タパがガルシアをボッコボコにしてる夢を前見ました。煽りで出たタパのミット打ちは普通に上手そう。
試合は速攻打ち合いでタパの左フックがヒットでガルシアぐらつきダウン！立ち上がるもフラフラ。タパも追うけど長い手で巻き込まれ思うように当てれない感じ。またぐらつき立て直すと場内大歓声！それに応じてタパがガルシアを挑発。素晴らしいプロレス的読み。組めばいいのにと思いつつガルシアがもらいながら打ちに行って打ちに行って…振った返しのバックハンドでタパダウン！パウンドで決めました。幻想膨れててまさかの展開に感じたけどまあ普通にあり得たことでした。とにかく会場はめちゃ盛り上げてくれました。
第8試合 スペシャルワンマッチ
曙 vs ボブ・サップ
シュートボクシングルール。この試合をどう煽るのか楽しみにしてたけどちょっと感動した佐藤さん煽り。ただ試合は予想以上に曙に技がなく押し込むだけで、サップも後頭部しか打てず、特別レフェリーのシーザー会長も中途半端で…やっぱりやるべきじゃなかった内容でした。
第9試合 スペシャルワンマッチ
バルト vs ピーター・アーツ
まさか今回このさいたまでパルプフィクション聞けるとは。試合、さっそく押し込むバルト。圧迫えぐいグラウンドで苦しむアーツ。バルトに技はなく、3分ということもあって助かる。2Rもつれて倒れてアーツが上に！しかもチョーク狙い！外れて下になってガードから腕十字！まさかの展開も最終R。バルトは疲れ見せず突っ込んで結局押さえ込まれ判定バルト。バンナ欠場の影響も2人で盛り上げてくれました。
第10試合 スペシャルワンマッチ
長島☆自演乙☆雄一郎 vs アンディ・サワー
どちらもMMAルールって忘れるぐらいスタンド攻防。組んだところで自演乙まさかのビクトル膝十字！ヒールに変えるもサワー逃げる。ハーフガード上からサワーが顔面にヒザ！自演乙が口から歯？を吐き出す！かなり効いてる様子でなんとかしのいで立つも、サワーがスタンドでラッシュ。ボディブロー連打でKO！落ち着いたMMA対応とやっぱり強い打撃を見せて終わりました。
第11試合 スペシャルワンマッチ
山本アーセン vs クロン・グレイシー
またかなりいい煽り！戦いの一族対決。アーセンはKIDと同じ曲で入場、クロンはもちろんラスト・オブ・モヒカン。試合、アーセンはオーソドックスで綺麗なパンチ、クロンも打撃で応戦！ちょっと熱くなってるかのような打ち合いでクロンの片手クリンチからフックが効く。クロン飛びつき腕十字！完璧に伸びるも反転して逃げるアーセン。すごい。そして三角絞め！離そうとバスターにいったらそこでがっちり極まりタップアウト。アーセンの対応力とスピードがかなり将来性を感じさせました。かなりおもしろかった試合。
第12試合 スペシャルワンマッチ
エメリヤーエンコ・ヒョードル vs シング・心・ジャティブ
発表の時はがっかりしたとはいえ少なくても番狂わせを感じる煽りでワクワクします。ヒョードルの入場には大歓声。なので安全に組んでいってくれーと思いながら見ると、、、ヒョードル最初からのプレッシャーがすごい！ジャディブはジャブやローで様子を見るがだんだん下がっていく。手を出してないのに追い詰めたヒョードルがジャブ、組み。離されてまた右！左！と大きなフックから組んで倒す。氷の皇帝と言われたパウンドが出るたび大歓声！帰ってきた帰ってきた！健在！そしてマウントから打ち続けてジャディブがタップアウト。終わってみれば圧倒的。
メインイベント RIZINワールドグランプリ 決勝戦
キング・モー vs イリー・プロハースカ
前の試合でダメージ残ってそうなプロハースカの気合い入った顔！落ち着いた顔のモー。試合も同じでプロハースカがガンガンパンチとキックを織り交ぜて打っていく。モーがテイクダウンに行くか、その耐性がポイント。しかしモーはパンチのペースを握れず蹴り足も取れずハイ、前蹴りで追い詰められていく・・・と思ったところへタックル！ガード上からパウンド。プロハースカは腕十字ぐらいしか仕掛けがないのか押さえられてまたパウンド。徐々に効いてる様子ながらも立ち上がる！いざ反撃！・・に行ったところモーの右フック！完全前のめり失神で倒れるプロハースカを見てレフェリー即ストップ、スタンディングオベーションで会場が沸きました。
なかなかおもしろく、また見たい選手ばっかりだったRIZINトーナメント。違う組み合わせも普通に見たい。
大会終了後、コミュニティアリーナで大忘年会と称して、飲食コーナーとステージが残されていてそこでビール、また小路さんのラーメン。そしてちょうど地上波放送されているRIZINを皆が観戦。2～300人はいたかと。こんな興行初めてです。
さらに榊原さん高田本部長、いろんな選手が登場して挨拶。
今回3日間かけてのRIZIN、格闘技EXPOも本当に楽しかったし見る上でのモチベーションも上がり、初日のPRIDE演出、3日目の新しい演出。PRIDE見ててよかった、復活待っててよかった、格闘技好きでよかったと思わせる濃いイベントでした。