UFC 196 McGregor vs Diaz
Saturday, March 5 10:00PM EST / 7:00PM PST
Las Vegas, MGM Grand Garden Arena
UFC fight pass
ついに来たビッグイベント。第1試合はRoad to UFC JAPAN以来の石原夜叉坊!
こっちはFight pass prelims
Julian Erosa 15-3-0(W-L-D)
Teruto Ishihara 8-2-2(W-L-D)
ラスベガスで流れる「ライオンの子」!テルト・ヤシャボウ・イシハラ!のコール!いいですねえ。
試合は常にステップの夜叉坊、しっかり構えるエロサ。夜叉坊は左ミドル、ロー、飛び込んで左ストレートで先手出しつつエロサが出て来るとカウンターの左フック。調子良さそう!だんだん左が読まれてきたのかエロサが前に出て来い来いと挑発。乗って出した左の蹴り足掴まれテイクダウンされて1R終了。うまい。そして2R。ここから攻め方変えるのかどうか・・・エロサが前に出てきたところ左フック!大きな左フックで膝をついたエロサにパンチ!パウンド!レフェリー止める!
まだ不安ぽいところはありながら最後は最高のKO勝ちで会場を沸かせました。インタビューでも夜叉坊のキャラらしく沸かせて素晴らしいUFC本格デビュー。
What a way to start #UFC196!! Big knockout from @teruto_ko 🇯🇵 https://t.co/y0xX2exSCt
— UFC Europe (@UFCEurope) 2016年3月5日
今回はナンバーシリーズやけど正直燃えないマッチメイクと燃えない内容が続きました。そしてセミ!
Holly Holm 10-0-0(W-L-D)
Miesha Tate 17-5-0(W-L-D)
女子バンタム級タイトルマッチ。ずっと1位でロンダ戦を待ってたミーシャ・テイトが満を持して挑戦。スタンド打撃オンリーのホーリー・ホルムに対して一撃はないけど総合力勝るミーシャ。
距離保って左ストレートと左のキック、右のサイドキックで突き放すホルム。完全に組みを狙うミーシャ。ホルムの反応が速く左ストレートが当たる!ロンダと同じように打たれるミーシャ。やっぱり強いホルム!と思ってから2R、ホルムの左ストレートをかいくぐって胴タックルからミーシャがテイクダウン!素早くハーフで押さえると会場大歓声。じっくり腕取ってパウンド落として狙っていきいよいよバックからチョーク!決まるかと思ったところホルムが片腕取って極めさせず、そのままラウンド終了。そこからホルムが完全にミーシャの戦法を見切って独壇場。パンチ入れてサイドキックで離して完璧なヒットアンドアウェー。3,4R取られ最終5R・・・ミーシャが勢いで組み付き転がるようにしてテイクダウンからバック!素早くチョークの態勢、立ち上がるホルム、放さないミーシャ、前に落とすホルム、落ちてすぐ足を絡めるミーシャ、腕もがっちり・・喉に入り、ホルム失神!ものすごい大歓声の中、大逆転勝利。長いキャリアで完全にロンダとホルムに置いて行かれた感のあったミーシャが遂にUFC王者に。女子格闘技史上に残る名勝負でした。
That feeling when you realize you're a UFC world champion … @MieshaTate #UFC196 pic.twitter.com/0Msyk978lY
— UFC (@ufc) 2016年3月6日
そして興奮さめやらぬままメイン。
Conor McGregor 19-2-0(W-L-D)
Nate Diaz1 9-10-0(W-L-D)
ライト級王者ハファエル・ドス・アンジョス戦から変更されてなんとウェルター級契約でのネイト・ディアス。予想どおりものすごい舌戦の会見と計量。煽り映像ではびっくりするぐらいピー音が入ってました。
#TheNotorious #UFC196 https://t.co/mcBsQ5xRUL
— UFC (@ufc) 2016年3月6日
Here we go!!!!! #UFC196 https://t.co/Uez5NnacfE
— UFC (@ufc) 2016年3月6日
そして試合。余裕の顔で速攻ブンブン必殺の左を振り回すマクレガー。相当自信がある様子で左ストレート、右フック、左アッパーにバックスピンキック。すべてネイトのジャブをよけながら!ネイトはマクレガーの攻撃をなんとかスウェー反応するもののバシバシもらって、なんとかクリーンヒットを逃れてるような印象。
Boom! Boom! @NateDiaz209 lands! #UFC196 https://t.co/k3zMVlPIdi
— UFC (@ufc) 2016年3月6日
ただ、組むとやっぱりネイトが押してるように見えます。しかし脅威の反応でグラウンドに入るもすぐ上を取りパウンドへ。ものすごい濃い1Rが終わって2R。マクレガーの左で目あたりをカットしたネイトは血で見えてない?と思うぐらい流血するも挑発して打ち合う。もちろん乗って打ち合うマクレガー。皆が予想し願ってた攻防がまさに今!しかしやっぱり技術に勝るマクレガーのパンチが当たる当たる、ボディにも打ちネイトが倒れるのも時間の問題・・・と思われた時にネイトの左ストレートがマクレガーのアゴを直撃!ぐらつくマクレガー。歓声と悲鳴。追い打ちに行くネイト、迎え撃つマクレガー。明らかに効いた様子のまま残りは1分、とうとう耐えきれずかマクレガーがタックル。がぶって上を取り、マウントからネイトがパウンド、裏返ったマクレガーをパウンドからチョーク!タップアウトでまさかのネイト勝利!大逆転!
The Moment. pic.twitter.com/n2mqrsydmh
— SportsCenter (@SportsCenter) 2016年3月6日
見たくなかったとんでもない結末でした。今やUFCの顔で時代を引っ張るべき存在のマクレガーが早々とつまづくことに。いくら階級の違いがあると言ってもこの映像は消えず世界中をかけめぐりイメージがついてます。ここで勝ってUFC史上初2階級上の王座挑戦という夢もあっただけに残念です。最後インタビューでの「また強くなるための機会だ」と言ったマクレガー、心境はどうなんでしょうか。
また、数年間MMA競技としての実力No.1を決める形でやってきたUFCでこの試合がこれだけの注目を浴びたということは、今後の方向性を考えるきっかけにもなりそうです。もっと階級を分けるべきという意見もあれば、こうやって複数階級に挑戦する選手もいる。ここをがっちりルール決め過ぎてベルト保持したまま階級変えれないとかなると想像超えた夢の対戦もなくなる可能性高くなってボクシングのようになってしまうかも、逆にショー的ストーリー的な要素を重視してPRIDEのようになっても長続き難しそうやし・・・ルール決めず曖昧なままだと選手から反感買うような気もするし・・・難しいところですが、今日戦った2人には拍手。試合後コメント載ってましたがめちゃかっこいい。
ネイト・ディアス「みんな俺が勝って驚いてるって? 俺は驚いちゃいねーよ」|MMA IRONMAN|https://t.co/f4t1S6Dc3Q #UFC #UFC196 #ufcjp #mmajp
— MMA_IRONMAN (@captude71) 2016年3月7日