昔から好きなものはずっと好きで、趣味や好みも自分の中では長いものばかりでそれを軸に生きてきてるみたいなところがありますが、たま～に突然何かにハマることがあります。
それが最近始まった、たぶん第三次 中島みゆきマイブーム。その中で知っていった、中島みゆきという人の長い長い人生の一部についての研究結果の一部を紹介。
第一次と第二次はハッキリ覚えてるわけではないですが、たぶん高校とかそのぐらい。「時代」や「空と君とのあいだに」きっかけだと思います。
そして今。なにより前と違うのはネット環境。すぐ動画を見つけられます。
まわりの同年代には中島みゆきファンなる人は見当たらないので、自分もなかなかきっちり中島みゆきの歌を聴く機会がなかったです。有名な曲はなんとなく知ってる程度。
で、おなじみラジオの「松本人志・高須光聖の放送室」の中で流れた中島みゆきの「ひとり上手」がなんか頭に残っていて、なんか作業をするときにニコニコ動画にある作業用BGM（一時間ぐらいに誰かの曲を並べてアップしているパターンの動画）で中島みゆきのを聴いてたのです。
そしたら知らなかった曲「命の別名」が流れて、聴いてたら手が止まって、歌詞を見て聴いて、歌詞に衝撃を受けました。
そっからとりあえずベストアルバム借りて聴いて、また動画探して聴いて、どんどん聴く曲が増えていきました。今までのプチマイブームとは違いどっぷり浸かっていったのです。これもネットの発展によるもの。歌詞もすぐ調べられるし。
上の「わかれうた」や「ひとり上手」、「命の別名」に「旅人のうた」とかいろいろ好きになったんですが、その中でも、知ってたはずやのに知らんかった曲というか・・・びっくりした曲が
「ファイト！」
このサビの感じはCMであったのかなんなのか、知ってたんですが・・・なんとなく明るい曲かと勝手に思ってましたがなんともすごい歌詞で、その歌う箇所によっていろんな感情を表現する、いろんな言い方の「ファイト！」がある、ものすごく惹きつけられて感情移入させられるこの曲に何回も泣きそうになりました。
そして「ファイト！」をライブで歌ってる動画があって見たら、これはもうこの人は神がかってる、と・・・
こんなひとりミュージカルみたいな、こんな迫力のある歌い方する人やったんや、と驚き何回も見ました。
「ファイト！」ができたきっかけ
検索したら関連した話がいっぱい出てきます。wikipediaにもよく載ってます。そこでこの曲ができたきっかけの話が出ていました。有名な話っぽいので自分で言うてたのかな？
ラジオ「中島みゆきのオールナイトニッポン」をやってた1982年に、中卒っていう理由で職場で冷遇されてる少女からの悩み相談の投稿があって、それがきっかけで作った曲らしいです。そのラジオの音声までアップされていました。（ラジオの後は上の「ファイト！」と同じ）
最後に「ファイト！」って言うてますね。この「私だって高校行きたかった」さんはどんな感じで受け止めたのか気になるところです。
吉田拓郎との話
中島みゆきはデビュー前、かなり熱心な吉田拓郎ファンだったらしいです。自分の年代では吉田拓郎のすごさってのもなかなか知る機会がなかったんですが、サザン好きなことから（吉田拓郎さんへ作られた曲もあるし）少しは感じてたつもりです。多くのミュージシャンに影響を与えてる吉田拓郎にあこがれてかどうかわからんけど、中島みゆきも同じ職業へと進んだわけです。
で、なんか泉谷しげるがいろんなアーティストがお互いの曲をカバーし合うライブ？テレビ？をした時に、吉田拓郎が中島みゆきの「ファイト！」をカバーすることになったのです。その頃、ものすごくスランプに陥ってたという吉田拓郎が「ファイト！」を唄った時に、「自分はこんな曲が歌いたいのに、書けない」と感じたんですって。
「ファイト！」吉田拓郎
かつて自分が憧れてた吉田拓郎から食事に誘われた中島みゆきは、「曲を書いてくれ」と依頼されます。吉田拓郎が人に曲作りを頼むのは異例中の異例だそうです。
それで作られた曲が・・・
「永遠の嘘をついてくれ」
これが自分の元を離れる恋人に向けた歌詞ってことから、吉田拓郎への愛情表現だとか、「曲が書けない」なんて言わないでくれっていうエールだとか、いろんな憶測があったとか。
共演
それから2006年、吉田拓郎とかぐや姫による「つま恋2006」というコンサートが開催されて、この「永遠の嘘をついてくれ」が始まって・・・
それまでのことを知ってるファンの人たちには、二人の表情からどんな感情を読みとったのか。とにかくこの共演を見れたのは嬉しかったことでしょう。
コメント欄にもあるけど、何も言わずに来て、唄って、何も言わずに帰っていく姿がほんまにかっこいい。女性の歌手で「かっこいい」ってほんまに思える人。
傷ついた獣たちは最後の力で牙をむく
放っておいてくれと最後の力で嘘をつく
嘘をつけ永遠のさよならのかわりに
やりきれない事実のかわりにたとえくり返し何故と尋ねても 振り払え風のようにあざやかに
人はみな望む答えだけを 聞けるまで尋ね続けてしまうものだから
君よ 永遠の嘘をついてくれ いつまでもたねあかしをしないでくれ
永遠の嘘をついてくれ 出会わなければよかった人などないと笑ってくれ
ほかにもよかった動画をまとめて載せておきます。
「命の別名」
「わかれうた」
「糸」
「わかれうた」「ひとり上手」メドレー
「旅人のうた」
「地上の星」
「背広の中のロックンロール」
最後に、中島みゆきが高校の時の寄せ書きに書いた言葉
「この世で一番醜いのは人の心、そして、この世で一番美しいのも人の心です。」
高校生でこんなこと書くなんて、やっぱり人間じゃない。尊敬はするけど、友達にはなれそうにない。
まだまだ聴いてない曲もあるのでしばらくマイブームは続きそうです。