KING OF PRO-WRESTLING
2015年10月12日 東京・両国国技館
新日本プロレスワールド
新本プロレス両国大会を生中継で見ました。
G1以降で来年1.4東京ドームまでに行われる唯一のIWGPヘビー級防衛戦をメインにいろいろ。
1試合目にはWWEに出ていたCJパーカーがいい存在感だしつつタイガーマスクの動きが良く、特にストーリーのない1試合目でもこれだけレベル高い試合する新日本は凄いなと。
さらにIWGPジュニアヘビー王座戦にはWWEでエヴァン・ボーンと名乗ってたマット・サイダルがケニー・オメガに挑み、かなり激しい試合で負け。今度はリコシェとタッグ組むらしくて楽しみ。
NEVER王座は石井が真壁を破り戴冠。次は本間が挑戦者に名乗り。
そして今回楽しみだった内藤哲也 vs 棚橋弘至。東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦。この権利証争奪戦ってなかなか動くイメージできないので期待はしてないんですが、今回は内藤が試合に「パレハ(相棒)を連れて来る」という発言から、誰が来るのか?と話題が起きてました。そして登場からマスク被って試合中盤までためてためて・・・・顔出ししたのが・・・
ちょっとわかりませんでしたが、新日からROHとか遠征に行ってた渡辺高章らしいです。自分があんまり見てなかった時期のヤングライオンなのもあってピンとこなかったですがちゃんと見てた人は知ってるようで。まさかまさかの凱旋。
結局、助けに来た柴田と後藤のおかげもあって棚橋が勝ちましたが、乱闘で渡辺が後藤にかけたSTOのような技は強烈で、早速シングルが組まれたみたい。この試合は、内藤コールが起きたりひとつひとつの動作に歓声が起きたりと、内藤への評価の変化を強く感じた試合でした。
最後はIWGPヘビー級王座戦、オカダ・カズチカ vs AJスタイルズ。
正直このタイミングでこの2人の試合はあんまり見たいものではなかった。ストーリーが特にないので。大阪城ホールでオカダがタイトル獲ってから特に絡みなくこれしかないみたいな感じで組まれたように見えるカード。
まあ、おもしろかったんですが。
オカダが防衛して、最後は棚橋が来て、ドームへの意気込み・・・という感じ。ああ、ドームのメインはこれに決まったのか。おなじみの棚橋 vs オカダ。今の新日本ができる最高の日本人同士のカード。
ただ、このカードはもう3年ぐらい続いて見終わった感があって、ドームのメインと言われてのサプライズ要素は一切無し。ストーリーに特に変化なく続くこの対戦はよっぽどの意味を帯びないと楽しめないような気がして仕方ないです。次の1.4が遂にゴールデン生放送復活ならわかります。一番自信あるカードを持って来るという意味で。でもまだそんな発表もなく、ただいつものカード。
この何年か、棚橋・中邑・オカダに頼り過ぎというか、楽しみでありつつ結局はいつものカードってことが多いです。この数年でのトップどころの変化といえばAJスタイルズが入ってきたことと、内藤がヒールターンしたことぐらい。トリプルスレッドとか4wayとかもしないならどうしても王座戦がマンネリ化します。IWGPの移動が大層になりすぎてタイトルマッチも少なくなり、それを埋めるためのはずのインターコンチネンタルもNEVERも結局同じ顔合わせ。もっと変化が必要だと強く思います。
自分なら・・・オカダに柴田を挑戦させます。そして飯伏に1回IWGPヘビーを取らせて、ライガーとの防衛戦組みます。そして全日本を辞めた潮崎豪に次のドームでインターコンチネンタル挑戦させて取らせて、徐々にIWGPへ盛り上げて次のドームで挑戦させます。NEVER王座はもっと自由にしてキャプテンニュージャパンに取らせたり、なんやかんやのきっかけでマリアに取らせたりしたいです。
なんらかの変化が欲しいところ、1.4へ向けてのこの不安を一気に吹き飛ばすような流れを期待します。