UFC Fight Night Hendricks vs Thompson
February 6, 2016 Las Vegas, Nevada MGM Grand Garden Arena
UFC Fight Pass
ファブリシオ・ヴェウドゥム vs ケイン・ベラスケスのタイトル戦が消滅して寂しくなった感満載の大会。ナンバーシリーズからファイトナイトに「降格」して、出る人は気合い入るのかテンション下がるのか・・・なんとなく、ドン・フライならテンション上がったんやろなと思いつつ。
そういえばでしたが、今回前の方の試合でMMA戦績1戦だけという選手がUFCデビューしました。それはあの元WWEスーパースターのCMパンクUFCデビュー戦の相手として用意される予定のミッキー・ガル。レスナーとか他格闘技経験が豊富な人とは違い、格闘技試合経験のないパンクはいきなりトップクラスと当てることはできないようで特別にということでしょうか。ガル、相手の戦績は公式サイトになかったんですが同じぐらいかな?試合はガルが右ストレートでダウン取ってから速攻のチョークで極めました。若いし詰め速いし強そうです。そして上がってきたCMパンク。確定でしょうか。
Roy Nelson 21-12-0(W-L-D)
Jared Rosholt 14-2-0(W-L-D)
正直それほど盛り上がるシーンなく試合は続き、セミまで来てしまいました。ネルソン豪快KOでスッキリできるかと思いきや、ロショルトの動きがいい!出入り速くパンチも速く、ネルソンの右も完全にかわし続けてます。ただネルソンはさすがうまくローキックを入れていきプレッシャーも増しロショルトの手数を減らしそこからポイントゲーム。一撃だけと思わせて頭使うネルソンが判定勝利。でもやっぱり物足りない!
Johny Hendricks 17-3-0(W-L-D)
Stephen Thompson 11-1-0(W-L-D)
メインはジョニヘン。相手は前回ジェイク・エレンバーガーを後ろ廻しでKOしたキッカーであるトンプソン。そういえばK-1でもキッカーのトンプソンいましたね。さっそくこの構え。まあキックの距離でタックル警戒するにはこれでいいのかも。最初からトンプソンのスタンスに動揺することなく自分の距離ペースでパンチで詰めて金網で組みつくジョニヘン。なんとか耐えて付き放すトンプソン。
次にジョニヘンが踏み込んだところへカウンターの右ストレート!ジョニヘンがかわすも、そのパンチに面食らった様子で攻めが止まり、トンプソンがハイキック。浅く入りどよめきさらにサイドキックやミドル。完全にキックの距離になってどんどん出すトンプソン。ジョニヘンが入ると右で合わせる!たぶん、正直ジョニヘンが勝つと思ってたであろう皆が「おいおいおい・・・」と思い始めた頃にはトンプソンが完全に支配。
見合い状態からまたカウンター!さらに後ろ廻し!パンチ!崩れ落ちたジョニヘン。まさかの前王者食い。
正直びっくりしました。相性的にも王者ロビー・ローラーとも合いそうなので早めにタイトル挑戦あるかもですね。ウェルター級で次挑戦予定なのはタイロン・ウッドリー。ランキング上の方はほとんどローラーとやっていて、デミアン・マイアとマット・ブラウンが対戦決まってて、そうなると相手はローリー・マクドナルド、カーロス・コンディット、キム・ドンヒョンてとこでしょうか。どれも厳しい相手ですが試合はおもしろそう。