G1 CLIMAX 29 日本武道館 Aブロック 第9戦

HEIWA Presents G1 CLIMAX 29
2019年8月10日(土) 東京・日本武道館
新日本プロレスワールド

第1試合 20分1本勝負
ジュース・ロビンソン & 成田 蓮 vs ジョン・モクスリー & 海野 翔太

さあ6月あの日以来の再戦に向けてモクスリーとジュースが向かい合います。
チョップ、エルボーの打ち合いからラリアットの相打ち、ジュースのシザースキック!海野と成田も負けじとスピーディーでハードな打ち合いから成田がフロントスープレックス、ブレーンバスター。海野がドロップキックからモクスリーと連携のスパインバスター+ネックブリーカー。さらに海野のフィッシャーマンズスープレックスでフィニッシュ!さらに試合後ジュースの脚に攻撃するモクスリー、足4の字固めで明日に向けてのダメージを狙う!再戦盛り上げてくれる!

第2試合 20分1本勝負
矢野 通 & 本間 朋晃 vs ジェフ・コブ & トーア・ヘナーレ

最初は矢野がジェフを嫌がって本間とヘナーレでスタート。激しいぶつかり合いからこけしロケット、矢野はジェフとのタックル対決を諦め丸め込みを狙うも決まらず、本間がジェフのツアー・オブ・ジ・アイランドに沈みました。

第3試合 20分1本勝負
石井 智宏 & 後藤 洋央紀 & YOSHI-HASHI vs タイチ & 鈴木 みのる & 金丸 義信

タイチと石井が前哨戦。後藤は金丸と鈴木の猛攻で苦戦。リングで石井とタイチがチョップとキック打ち合い。ヨシハシが後藤と連携で鈴木を攻撃、ネックブリーカーを後藤の膝に落とす合体技。しかし鈴木のゴッチ式パイルドライバーでヨシハシからカウント3!試合後はタイチが暴れる中「風になれ」合唱という異様な光景。

第4試合 20分1本勝負
内藤 哲也 & 鷹木 信悟 & BUSHI vs ジェイ・ホワイト & 高橋 裕二郎 & チェーズ・オーエンズ

ついに交わる内藤とジェイ。リングアナのコールと同時にジェイに近づき挑発する内藤!
リングでチェーズとBUSHIがやってる間に場外から内藤に手を出す裕二郎。BUSHIを捕まえて攻めるバレットクラブ。しかしBUSHIが裕二郎とチェーズをまとめてフランケンで内藤にタッチ!リングで向かい合う内藤とジェイ!殴りかかりつつロープに降ってエルボー、ドロップキック、コーナーでツバ吐きネックブリーカー、足払いドロップキックと完全に圧倒する内藤!しかし一瞬で切り返しジェイが鋭いDDT!内藤もスイングDDT!交代で鷹木が裕二郎とチェーズの連携の餌食に。すぐ入ってきたLIJが逆に裕二郎に連携で翻弄!タッグ戦として純粋に面白い!鷹木が裕二郎にパンピングボンバー!メイドインジャパン!フィニッシュ!鷹木が普通にヘビー級の裕二郎から取ってしまいました。場外で罵り合う内藤とジェイ。手を出すことなく罵り合う、これもこの2人ならではかな?

第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦
“キング・オブ・ダークネス”EVIL“ vs ランス・アーチャー

「Everybody dies!」の曲がハマってきました。
いきなりのぶつかり合い、エルボー、ビンタ、どっちも強烈!優勝戦線にはもう届かないのに!アーチャーがスクラップバスター、エプロンから場外にケブラータ・・・ではなくバック宙!EVILとヤングライオンをまとめて潰し、さらにコーナー外してEVILをコーナーブレーンバスター!アトミコ自爆からEVILが反撃、雪崩式ブレーンバスター!レフェリーに足持たせてのキックは強烈すぎてレフェリーが吹っ飛び失敗、アーチャーの横からタックル炸裂!EVILのロープ使ったマジックキラー、必殺のEVILを狙うと切り返してアーチャーがチョークスラム!さらにF5!バーディクトか。EVILが必死に反撃狙うもきたきたEBDクロー!そのまま膝を喉元に押し付けカウント3!アーチャーのこのEBDクローの超必殺技感を爆発させて2人の公式戦は終わりました。
最終得点はEVILが8点、ランス・アーチャーが6点。

第6試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦
SANADA vs バッドラック・ファレ

1人で来たSANADAに対してファレは邪道とチェーズを連れて入場。
場外を気にするSANADAをファレが襲って開始。解説席でマイクのコードで首を絞めるファレ!チェーズの介入を受けながら一方的にやられるSANADA。散々攻撃を受けた後にドロップキックで反撃、プランチャ!さらに邪道にプランチャ!リングでチェーズにドロップキック!さらにプランチャ!場内大歓声!TKOを狙うもさすがに潰されファレが反撃、グラネード!バッドラックフォールを降りたSANADAがボディスラム!しかもTKOも決める!スカルエンドでファレがタップも寸前にチェーズがレフェリーを引き摺り下ろして阻止!リングに上がって来た邪道とチェーズ2人にパラダイスロック!動けない2人!SANADAがファレにミサイルキックからムーンサルトもファレがかわして、なんとファレがスモールパッケージ!カウント3!またも丸め込みでファレが勝ちました!
最終得点はバッドラック・ファレが8点、SANADAが8点。

第7試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦
KENTA vs ザック・セイバーJr.

さあ再会の2人がどんな試合をするのか。そしてKENTAにとっても特別な日本武道館。
気合いと余裕が見えるのはザック。組みつくもお互いがお互いの得意な動きをさせないようなレスリング。組んでもKENTAはバックを取らせない、腕を取らせない、切り替えてザックがヨーロピアンエルボー!効かないKENTAが逆にキック連発!ザックの攻撃をさせず自分お土俵に引き込んだKENTA。激しいキックから挑発的な顔面かかと蹴り。ブーイング!怒ったザックがついに腕を捕らえて踏みつけ、アームロックも膝蹴りで脱出したKENTAが胸元に強烈なキック連打!コーナーで強烈なビンタからブート、串刺しのドロップキック!KENTAの打撃をかわしたザックがノーザンライトスープレックスからアームロック、腕十字!激しいエルボーの打ち合い、ザックがキック!KENTAがミドルキック!そしてダイビングフットスタンプ!いよいよGTSを狙ったKENTAの腕を取ってキック!腕狙いに行くもまた打撃戦に持ち込むKENTA、とんでもないビンタ、腕を巻き込んだザック、切り返してゲームオーバーの体勢KENTA、ザックがロープエスケープ。そしてGTSを切り返してザックが両腕アームロック!脚も巻き込み極めながら後頭部にキック!キック!KENTAがギブアップ!
最終得点はザック・セイバーJr.が8点、KENTAも8点。

第8試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦
棚橋 弘至 vs ウィル・オスプレイ

さあ、オスプレイ自身がコメント出してたドリームマッチ。ゴングから「Go Ace! オスプレイ!」のいいチャント。こんなにチャントが盛り上がるの日本で珍しいのでは?自然と笑顔になるオスプレイ。
しっかりロックアップで始まりました。クリーンブレイクの後、手四つの力比べを始めるオスプレイがプロレス少年に見えました。腕を取られたオスプレイが素早い切り返しでヘッドロック。足を踏んで潰した棚橋がヘッドロック、タックル!オスプレイは立ってエアギター!ひとつひとつがオスプレイの夢実現のように見れてしまうなんかいい試合。場外飛ぶフェイントからのオスプレイポーズで大歓声が起きた武道館、直後にロープ挟んだ棚橋のドラゴンスクリューが決まり悲鳴に。オスプレイの足へ狙いを定めた棚橋のインディアンデスロック、しかもそのまま後ろにブリッジ!エルボーの打ち合いからオスプレイはリバウンドのオーバーヘッドキック。場外に落ちた棚橋にオスプレイがサスケスペシャル!リングに戻った2人にまた「Go Ace!オスプレイ!」飛んだ着地で足を痛めたオスプレイに棚橋が低空ドロップキック、サマーソルトと延髄斬りを受けながらも足を掴み離さずそのままドラゴンスクリュー!さらにテキサスクローバーホールド!棚橋のドラゴンを丸め込みで返したオスプレイがロビンソンスペシャル!次のオスカッターを棚橋はスリングブレイドのように叩きつけ、クロスアームスープレックス!そして走り込んだところにオスプレイがスパニッシュフライ!さらにシューティングスタープレス!カウントは2、しかしオスカッター炸裂!満を持して持ち上げたストームブレイカーは棚橋が回転に合わせてスリングブレイド!走り込んで再度スリングブレイド!コーナーに上がってハイフライアタックは受け止め後ろに回ってオスプレイがフォール、返した棚橋に後ろからのキック!さらにヒドゥンブレイド!大歓声と悲鳴の中オスプレイが棚橋にストームブレイカー!カウント3!これはとてもとてもいい試合でした。
最終得点はウィル・オスプレイが8点、棚橋弘至が8点。

第9試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX 29」Aブロック公式戦
オカダ・カズチカ vs 飯伏 幸太

試合前にアナウンスでこの試合について、オカダは引き分け以上、飯伏は勝った場合で優勝決定戦進出が決まると発表されました。
両者のコールが鳴り響く中ゴング。じっくり腕を取り合うレスリングから始まりオカダは少しだけ飯伏の左足を攻める。そしてオカダのクリーンブレイク挑発からエルボー打ち合い開始、飯伏はドロップキック。オカダは飯伏をコーナーに乗せてのドロップキック。リングでじっくり首を攻めるオカダ。飯伏がカウンターのフランケンからキックコンビネーション、場外へ高いプランチャ!リングでオカダがエルボーからDDT、ボディスラム、飯伏がレッグラリアートで反撃。パワースラムからムーンサルトはオカダが膝で迎撃!さらにフラップジャック、ボディスラムからまたコーナーに上がるも飯伏がトントンと上がる雪崩式フランケン!さらにライガーボム!ニーパッドをおろした飯伏にオカダがジャーマン、ドロップキック、ツームストンは返されて飯伏がひとでなしドライバー!消耗した2人が膝付きエルボーの打ち合い。立ち上がっての打ち合いは飯伏が優勢、しかしオカダがショットガンドロップキック!すぐ飯伏がラリアット!飯伏コール!槍投げ狙った飯伏に逆さ押さえ込みから回転なしのレインメーカー炸裂!2発!続いて正調を避けた飯伏がクロスアームのジャーマン!オカダは飯伏の後頭部にドロップキック!飯伏が走ったところオカダがドロップキック!を読んだ飯伏がライガーボム!コーナーで滾ってボマイェ!をカウンターでドロップキック!そしてレインメーカーは飯伏がハイキックで阻止!オカダ回転のラリアットに飯伏が飛び膝蹴り!さらにカミゴェ!まさかの瞬間が、と思うとオカダがカウント2で返す!どよめく中すぐ飯伏がもう1発カミゴェ!ついにオカダからカウント3!
最終得点はオカダ・カズチカ、飯伏 幸太ともに14点、直接対決を制した飯伏が優勝決定戦に進出!