WRESTLE MANIA 34 観戦記 -NOLA2018-

世界最大規模のオープニング

ついに会場の照明が消えて、PPV見てる時と同じオープニング映像が流れて大歓声。
そしてレッスルマニア恒例のアメリカの歌。さらにUSA!USA!
ニューオーリンズ仕様のオープニング映像で散々気分を上げられ、上げられ・・・・START!!!

オープニング映像


ずっと生で見たかったこの花火大爆発のオープニング。そして大歓声鳴り止まぬまま最初の試合が始まります。
ステージの中央にあった仮面が全体画面になっていて、それぞれの入場に合わせて変化する、とにかくもう演出がすごい!

第1試合 IC王座トリプルスレット戦
ザ・ミズ(C) vs. フィン・ベイラー vs. セス・ロリンズ

この1試合目は最高で、めまぐるしい展開に「This is awesome!やっぱミズの人気にはいまいち乗れず。
ロリンズがここ最近特にベビーでのびのびやってていいですね。ベイラーも盛り上げたもののロリンズがIC王座奪取。ベルトをぐるぐるぶん回してたのも盛り上がってました。

第2試合 SD女子王座戦
シャーロット・フレアー(C) vs. アスカ

さあ、無敗のアスカにとってのラスボス、シャーロットの入場そらもうかっこよかった。そしてアスカの入場見てたら、何年か前からの記憶が蘇りなんとなく感動。大阪のIMPホールとかで見てた時にはこんな大舞台に出る人とは思ってなかった。
シャーロットのフィギュアエイトでアスカがタップ!1回目で決まると思ってなかった、もうちょっと見たかったけどアスカ初の敗戦に会場盛り上がりました。シャーロット支持率はかなり高い。そしてアスカの評価は下がらなさそう。

そしてここで、ステージから1人のレフェリーが走って来ました。観客席にちょくちょく映ってたジョン・シナの元へ!
大歓声の中、シナは立ち上がりダッシュで花道を通ってバックステージへ。アンダーテイカーが来たのか?

第3試合 US王座フェイタル4WAY戦
ランディ・オートン(C) vs. ボビー・ルード vs. ジンダー・マハル vs. ルセフ

去年オートンの入場で毒蛇がついてくるような演出よかったので今年も期待してましたが特に変わったのはなく。
IC王座戦に比べると職人タイプというか地味めのメンバーでUS王座戦。ルセフデイチャントが異常に多い。最近RKOチャント聞かないですねえ。でもまあRKOで沸かせた、でもマハルがうまく持って行って勝利。

第4試合 ミックスドタッグマッチ
ロンダ・ラウジー&カート・アングル
vs.
ステファニー・マクマホン&トリプルH

来ました。もしかするとメインになるかもと言われてた試合。ロンダ・ラウジーのプロレスデビュー戦!
煽り映像の段階からライトで見えてたバイクのスタンバイ、HHHとステファニーの入場でした。ダブル水吹きは絵になってた!
そしてこの日一番贅沢な花火が上がったカートの入場。
最後はいよいよロンダの入場!スモークの向こうでステップする影!そして現れたのは”ラウディ”を継ぐコスチュームを着た世界最強の女。

待望のデビュー戦はまあ予想通り、HHHとカートで始まり、カートが捕まりなかなかロンダは出れず進みました。
タッチしたい、できない、タッチしたい、できないが完全に溜まったちょうど良い頃合いにHHH場外転落!カートがロンダにタッチすると、1年4ヶ月ぶりに戦いの場へと飛び出した女王ロンダ・ラウジーは猛然とコーナーのステファニーに襲いかかり、投げから走ってクローズライン!なんと当てた後前回り!これはDDTの入江茂弘がやるラリアットに似た形!豪快なプロレス式裏投げ、さらにコーナーでのパンチラッシュから左ボディ。見せ方うまい!合間ちょこちょこなんか言ってる感じがプロレスぽく、UFC的にはディアズ兄弟ぽく・・。そして回転加えたサモアンドロップも披露。

しかしHHHに邪魔され反撃に合ったロンダはなんとリングでWWEの帝王HHHと1vs1で向かい合うことに。やる気満々で構えたロンダに怒ったHHH。スピードに勝るロンダがパンチでコーナーに追い詰め、反撃の蹴り足とって倒して持ち上げ、HHHを抱え上げる!こんなシーンを見ることになるなんて夢にも思わんかった!

HHHのペディグリーにカウンターのラナで投げた後あの腕十字!MMA時代の異名”アームバー・クイーン”を思い出す伝家の宝刀!
しかしステファニーの意外ときっちり極まってそうなリアネイキッドチョークに捕らえられ、カートもHHHを追い詰めるもののピンチに。
最後はカートがHHHを場外へ落とし、ステファニーのペディグリーを返したロンダがきっちり腕を取ってアームバー!
タップアウト!騒ぐ観客!笑顔で手を叩くリングサイドのデイナ・ホワイト!

なんでしょう・・・女子MMA業界を背負って一時代を築くも、ホーリー・ホルムにKO負け、復帰戦もアマンダ・ヌネスにKO負け、復帰の空気もなく、あれだけMMAに貢献した人がこのままフェードアウトかと思い残念な月日がありました。でも導かれたこの新しいステージの大舞台、幼少の頃からの自身のヒーローの跡を継ぎ、見事に彼女はスターとしての復活を果たしました。とても清々しく頼もしく楽しみな瞬間。

このレッスルマニアまでの数週間、乱闘でいくつか技を見せましたが、最初の頃はリズムも悪く慣れてない感じすごくて、プロレスセンスがあるようには思えませんでしたが、1週ごとに違和感は消え、落ち着き、うまく技を出せるように。決してプロレスの天才ではない、好きだからこその努力で最高のデビュー戦を生み出したのだと思えました。
これからの”ラウディ”ロンダ・ラウジーに超期待。

まだまだ続くレッスルマニア!