
女子ロイヤルランブル戦
これがメインに来てるということは事件起きる空気満々でした。史上初の女子でのロイヤルランブルということで解説にステファニー・マクマホン、実況席横にはRAW王者アレクサ・ブリスとSmackDownLIVE王者シャーロット・フレアーが控えます。
これも信頼されて全体の流れを任せるべき最初の2人は・・・さすが!サーシャ・バンクスとベッキー・リンチでした。
What a start to the first-ever Women's #RoyalRumble match!#RumbleForAll @SashaBanksWWE @BeckyLynchWWE pic.twitter.com/QNCbdj74V3
— WWE Universe (@WWEUniverse) 2018年1月29日
見てる人皆この女子ロイヤルランブルへの期待と不安とあったと思いますが、この2人の最初のスピーディーな攻防が進んでるのを見て安心したのか、会場大歓声。そこへNXTのメンバーやらが登場、そうかもう今は多いよねー女子。さらに5番目で驚きの入場テーマ!なんとレジェンドのリタが登場。さらに日本の宝城カイリことカイリ・セインが来て速攻エルボーエルボーの大活躍。盛り上がってきたところでリタが大暴れ、会場からは「未だ健在!」チャント。サーシャとベッキーに対してムーンサルトプレス!しかし反撃で落とされました。
そうか、レジェンドも入れてくるかーと思ったところでまさかのトリー・ウィルソン!現役の時より若く見えるんですけど、頑張ってました。さらにモーリー・ホーリー、ミシェル・マクールが出てくると「アンダーテイカー!」チャント。嫁だからですね。そして驚きの「Excuse me!!」ヴィッキー・ゲレロが出て来てわめいて落とされました。さらに来たのは麗しのケリー・ケリー!すぐ負けるかと思いきや耐えた・・んですが、ナオミやナイア・ジャックスも来て負けました。
なかなか熱い顔合わせになったのがレジェンドであり全然現役のままのベス・フェニックスがナイア・ジャックスと向かい合い大歓声。女子を超えた迫力の対決。そしてNXT王者エンバー・ムーン、まだ無敗のアスカ、ミッキー・ジェームス、ニッキー・ベラにブリー・ベラ!そしてベイリー。WWEディーバの歴史を超えた新旧スターが入り乱れた中で、ラスト30人目の時間!
入場テーマはウフフフという笑い声から始まるあの曲でした。
#3️⃣0️⃣ = @WWE Hall of Famer @trishstratuscom!#RoyalRumble #RumbleForAll pic.twitter.com/gK381X9IRS
— WWE (@WWE) 2018年1月29日
トリッシュ・ストラタス!
ここで気づきました。実は別の人を期待してたんですが、ここでトリッシュでした。そして今までのメンバーを見てきて思いました。サプライズばかり求めてたロイヤルランブルではなくて、これはWWEディーバの歴史を振り返って考えさせられた大事な45分だったと。
華だけだった時代からちゃんと試合で見せられるということを証明してきたトリッシュとリタの世代、それに続いたベス、ナタリア、ベラツインズ、そしてディーバ革命世代と言える現在のトップのサーシャやベッキー、ベイリー。レッスルマニアで戦ったトリッシュとミッキーの再会は盛り上がり、全然現役でいけそうなベラツインズ。サーシャがトリッシュに噛み付いたシーンは新旧のディーバアイコンの対決でした。
最後はなんとベラツインズに追い込まれたアスカが反撃して蹴落として優勝!
男子も女子も日本人が優勝という、考えられなかった結果に。
HISTORY HAS BEEN MADE! @WWEAsuka is GOING to @WrestleMania as the first-ever winner of the Women's #RoyalRumble match!#RumbleForAll pic.twitter.com/xtuNPLshQQ
— WWE (@WWE) 2018年1月29日
リング上で優勝したアスカを挟んで立つアレクサとシャーロット。どちらの王座を狙うか決めて今日は終わると思いました。
しかし・・・念願の女王はきました。
北京オリンピック柔道銅メダリスト、StrikeForceバンタム級王者、UFCバンタム級王者でWWEファン。あのレジェンド、ロディ・パイパーを尊敬して本人公認で”ラウディ”を名乗ってUFCタイトル防衛を続けてました。女王ロンダ・ラウジーが遂に登場。
WWEにはゲスト的に登場する機会はありましたが、正式契約の噂されていただけに今回ランブル戦に出てくるのでは?と言われてました。優勝者決まったとこの美味しいところをかなり強引でずるい持って行き方ではあるけど、やってきました。映像とTシャツはパイパー・カラー。
Everyone's eyes are on #WrestleMania 34…
…including @RondaRousey's!!! #RoyalRumble pic.twitter.com/ynkps4gqx5
— WWE (@WWE) 2018年1月29日
レッスルマニアのロゴを指差したラウジーは解説のステファニーと握手して帰って行きました。
あとで公式で上がってた映像によると、このラウジーが着てきたジャケットはロディ・パイパー本人の物だそうです。
EXCLUSIVE: @RondaRousey poses for her first official @WWE photo shoot and returns her jacket to Colton Toombs, the son of WWE Hall of Famer "Rowdy" Roddy Piper. #RoyalRumble pic.twitter.com/ysKNC0tVRX
— WWE (@WWE) 2018年1月29日
ロンダが着てたジャケットはロディ・パイパーの息子に借りた本人の物やったのね。#RowdyRoddyPiper #RondaRousey pic.twitter.com/BTOz0nPjl8
— Ryo Fujio (@GyokuRin) 2018年1月29日
パイパーが亡くなった直後にUFCタイトルマッチを控えてたロンダは試合後インタビューでパイパーのことを語ってました。
昔から好きだったパイパーに直接「ラウディ」を使う許可をもらったり、前からロンダのプロレス好きは皆知ってることだったので、こうやってWWEに来るのは必然だったのかなと今では思います。サーシャが今でもエディ・ゲレロへの尊敬を話すように、昔からプロレス好き感がある選手は応援したくなります。
Royal Rumble、今回のRRはRonda Rouseyだったということですね。
内容濃かっただけじゃなくちゃんとビッグサプライズで終わったロイヤルランブル、レッスルマニアが例年以上に祭典といえるラインナップになってきました。
中邑とAJは世界最高の舞台で前回を超える作品を残せるのか?
アスカは期待通り無敗の王者になるのか?
ラウジーは人気に伴ったプロレスができるのか?
WWEにしかできない豪華な祭典は4月8日!